あさぎーにょ、WEAKEND WALKER、Vaundy……YouTube活用で注目高まる次世代表現者
毒っ気の強いメッセージ性を持つ次世代SSW、Vaundy
19歳のシンガーソングライター、Vaundy。まだ配信で1曲しか正式リリースしていないが歌の上手さと楽曲センスの良さも相まってクオリティの高さが話題となっている逸材だ。世界最大級の音楽ストリーミングサービス、Spotifyが2020年に躍進を期待するネクスト・ブレイク・アーティスト『Early Noise 2020』にも、Friday Night Plans、神山羊、Rina Sawayama、Novelbright、藤井風とともに選出されている。すでに、J-WAVE『TOKIO HOT100』にもランクインしているなど、アンテナを張っている音楽ファンからの評価も高い。
注目されたきっかけは、昨年、リリース前からアップしていたミュージックビデオ「東京フラッシュ」が250万再生を超えたことだ。自身のキャッチコピーは、「ギターを持ってる語り屋の天然パーマ」だという。
1月22日には、2曲目となる新曲「不可幸力」を配信限定でリリース。こちらはすでにYouTubeでは先行して150万再生を突破している。
洒落たシティポップセンスを持っているシンガーソングライターかと思えば、その実態はかなり毒っ気の強いメッセージ性を持つ強烈なオリジナリティを持つ表現者でもある。もともと、RADWIMPSやあいみょん、菅田将暉、ビリー・アイリッシュなどのカバーをYouTubeでもあげていたのだが、とにかく歌声が素晴らしい。新時代のシンガーソングライターとして音楽シーンを牽引する存在となる可能性を大いに秘めている。
■ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、NHK、Spotify、LINE MUSIC、AWA、ミュージックマガジン、音楽主義などで書いたり喋ったり選曲したり考えたり。Spotifyで公式プレイリスト『キラキラポップ:ジャパン』を毎週火曜日更新で選曲中。Twitter