乃木坂46 白石麻衣がメンバーに見せ続けた偉大な背中 西野七瀬や梅澤美波らの言葉が浮き彫りにする本当の姿

 乃木坂46 白石麻衣の卒業。それは誰もが一度は想像し、どこかで予感していた現在のアイドルシーンにおける最大の衝撃だ。

白石麻衣写真集『パスポート』

 白石は2年前の2017年、25歳を迎えた辺りから卒業について考えていたという。2017年は、白石と同じ歳で松村沙友理とともに“御三家”として乃木坂46を牽引した橋本奈々未が卒業を迎えた年。その前年には深川麻衣、2018年には生駒里奈、2019年には西野七瀬、衛藤美彩、桜井玲香など多くのメンバーの卒業を見送ってきた。「もうそろそろ」という自身の卒業への思いと旅立つ同志を笑顔で見送りたいという葛藤の中で、白石は乃木坂46の変遷を間近で受け止めてきた。

 白石は、乃木坂46メンバーが憧れるアイドルだった。それを強く感じたのが、西野七瀬が卒業前に『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で明かした白石へ長年抱いていた思い。「同じグループにこんな人がいてすごいなって思える」と語る西野にとって、デビュー当時「ガールズルール」で後ろから背中を見ていた白石は憧れであり、同じメンバーとして誇れる存在だった。西野の卒業コンサートでは、白石とのユニット「心のモノローグ」を披露。ドキュメンタリー映画『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』には、曲前に舞台裏で2人が抱き合うシーンが収められているが、白い歯を見せる西野の表情からは白石への思いが溢れ出ている。

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