少女時代 テヨン、MAMAMOO ファサ、IU、Heize……相次ぐ韓国女性ソロ新作をピックアップ

 秋を迎えてからK-POPアーティストのカムバックが相次いでいる。中でも特にソロの女性アーティストの活躍が目立つ。

 PSY率いる事務所・P Nationに移籍して初のシングルをリリースしたヒョナ、Wonder Girlsの解散後もJYPエンターテインメントに残ってソロ活動を繰り広げているユビンなど、その活動スタイルもそれぞれだ。本稿ではそれらの中から、ガールズグループに所属しながらソロ活動にも勤しんでいるテヨン(少女時代)とファサ(MAMAMOO)、そしてソロアーティストとして活躍しているIUとHeizeの新作を取り上げたい。

テヨン『Purpose』

テヨン『Purpose』

 少女時代のリードボーカルとしてデビュー当初から高い歌唱力を発揮してきたテヨンが、2ndフルアルバム『Purpose』をリリースした。グループ活動と並行したソロ活動でもトップクラスの人気を誇る彼女は、今年3月にシングル「Four Seasons」、5月には日本で初となるミニアルバム『VOICE』をリリースして立て続けにヒットさせている。本作も韓国のあらゆる音源・音盤チャートで1位を獲得して変わらない人気の高さを示した。

 全12曲が収録された本作では、テヨンのボーカリストとしての極めて高い能力が余すことなく発揮されている。リード曲であるオルタナティブソウルポップの「Spark」は、彼女のパワフルなボーカルがあってこそ成り立つ楽曲だ。これ以外にも「Find Me」や「Love You Like Crazy」などテヨンの力強い歌唱力を生かしたトラックが多い。一方、ブルースロックで濃いエモーションを表現した「Better Babe」、ジャジーなムードのバラード「Do You Love Me?」など多様なジャンルの楽曲も完璧に歌いこなす。幅広いジャンルに適応できるテヨンのボーカルスキルが存分に楽しめるアルバムだ。

TAEYEON 태연 ‘불티 (Spark)’ MV

ファサ&WOOGIE『화실(化-室:atelier)』

 とびきりの歌唱力を誇るガールズグループ・MAMAMOOの中でも、個性溢れる歌声でとりわけ強い存在感を放つファサ。彼女はデビューアルバムに収録されたソロ曲「내맘이야(私の勝手だ)」をはじめ、数多くの楽曲の作詞・作曲に参加するなどソングライターとしてもそのポテンシャルを証明してきた。今回リリースされた新作『화실』は韓国語で「ファサの作業室」の略語で、彼女自らが迎えたプロデューサーやアーティストとのコラボトラックをリリースするシリーズだという。

[Special] 화사 X WOOGIE ‘가을속에서’ Piano ver.

 第一弾は、プロデューサーのWOOGIEを迎えた楽曲「가을속에서(秋の中で)」。昨年大ヒットしたファサとラッパーのLOCOによるコラボ曲「주지마(与えないで)」を手掛けたのもWOOGIEだ。今回のシングルは、タイトルからも分かるように季節感を生かした楽曲。ギターとドラムなどのミニマルな楽器構成にファサのボーカルが加わり、不安と孤独に満ちた歌詞と非常によく似合っている。今後の『화실』シリーズにも期待が高まる。

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