IZ*ONE キム・ミンジュ、矢吹奈子、本田仁美……これまでの活動を生かして成長するメンバー
初回は最年長組の3人(クォン・ウンビ、宮脇咲良、カン・ヘウォン)について取り上げ、前回はその下の3人、チェ・イェナ 、イ・チェヨン 、キム・チェウォンについて取り上げたIZ*ONEメンバーの個人像に迫るシリーズ。今回は2001年生まれのキム・ミンジュ、矢吹奈子、本田仁美について取り上げてみたいと思う。
アーバンワークス所属のキム・ミンジュは、『PRODUCE 48』に参加する前は3年弱ほど練習生生活を送り、主に学生向けのモデルとして活躍していた。iKONや事務所の先輩歌手であるクリーシャ・チューのMVに出演経験もある。クリーシャ・チューとはかつて他の練習生たちと共に少女レシピという女子グループとしてデビュー予定だったが、元々アーバンワークスは番組制作や俳優のマネジメントを主に手掛けている事務所ということもあり、予定自体が白紙に戻ってしまった。そのような経緯を経て『PRODUCE 48』に参加し、11位でデビューが決まった。
静かでおとなしいタイプのようで、チェウォンと並んでメンバーからツッコミを受けがちなキャラクターだが、『PRODUCE 48』当時は高校の担任教師が「本当に真面目で礼儀正しい生徒なので応援して欲しい」とコメントを残すほど、真面目で粘り強い性格のようだ。元々事務所ではモデルや俳優としての活動が多かったこともあり、サバイバル当初はルックス面での人気に比べてボーカルとダンスの両面で足りない部分があるとの評価もあったが、サバイバル中のトレーニングやその後の活動を経て成長している。IZ*ONEではボーカルとともにラップを担当することが多く、へウォンやイェナとはまた異なる落ち着いたトーンが特徴的。特に「Violeta」のような楽曲で生かされる。アコースティックギターの演奏をV LIVEで披露したことがあり、『HEART*IZ』のカムバックステージで「Really Like You」を演奏する姿を見ることが出来た。
ミンジュと同じく2001年生まれの矢吹奈子は、小学6年生の時にHKT48の3期生に合格。AKB48と兼任していた時期もある。その前も子役として活動していた時期があり、現在18歳ながら長いキャリアを持つ。日本人メンバーの中では最も韓国語が得意なようで、Red Velvetファンであることを公言している宮脇咲良と同様、サバイバル参加前からK-POPには興味があり、特にTWICEのファンだという。
『PRODUCE 48』参加前まではボーカルもダンスもきちんとした基礎トレーニングを受けたことがなかったが、小学生の頃にバレエを習っており、振り付けの暗記力や安定感のある力みのないダンスで良い評価を得ていた。身長150cmと特に小さい方だが、長身のメンバーが目立つK-POPシーンではチャームポイントとして人気の要因のひとつにもなっている。性格は明るく、基本的に楽天的であるという面がサバイバル時も良い方向に働いたようだ。最終6位でデビューして以降も、手堅いパフォーマンスとバラエティでのフットワークの軽さで芸能経験の長さを活かしている。