ミニアルバム『け・も・の・だ・も・の』インタビュー
どうぶつビスケッツ×PPP、グループの変化の中で強まった一体感 「これが新しいどうビスなんだな」
家族感のある、安心感のある、帰ってこられる場所
ーーそろそろ、2曲目の話題に。「わっはっはっえがお」は、表題曲以外では初めての8名での収録ですね。
田村:大石さん以外の曲では8人は初めて。
根本:子供向け番組みたいな曲調が『けものフレンズ』には合っていて。8人で仲良くワイワイ歌えたね。
相羽:『けものフレンズ』だからこそだよね。
小野:もともと小さい子も一緒に歌えるような曲が欲しいねって話をしていたんですけど、まさか本当に実現出来るとは思っておらず。嬉しいですね。
ーーライブでの客席との掛け合いが浮かびます。
佐々木:みんなが出来るようなフリにしたいよね。
根本:曲のタイトルも「わっはっはっえがお」なので。
相羽:保育園でやってる体操みたいな。
ーーどうビスの新曲「ぴかぴかエモーション」は、美坂さんが加入してからは初の楽曲です。
小野:今までのどうビスの路線の感じとはちょっと変わっていて、音楽的にはシティポップのような感じで新しくなっているなと思いました。歌詞も3人で新しく踏み出していくよっていう歌詞のところが、新しいどうぶつビスケッツなんだなって、題名の通りエモい曲だなって思いました。
尾崎:レコーディングの時も、エモさを出すのに心がけて、私もサーバルだけどしっとりというか。そういった歌い方に初めて挑戦した曲でもあります。
美坂:私は、お2人が歌った後に収録しました。今まで聞いたことのないような雰囲気でお2人が歌われていたので、新しいどうビスなんだなって。私が入ってきて……私はこの歌詞を見て泣いてしまうので。完全な3人で歌っているのを聞いて、「あ、これが新しいどうビスなんだな」って……。
相羽:泣きそうだよ、今!
佐々木:最後のソロのところがめちゃくちゃいいよね。
美坂:「あ、私が最後歌ってる!」って思いました。
尾崎:早く、ライブで歌いたいね。
ーー「フルーツ!フルーツ!フルルーツ?」は、本日のイベント(池袋サンシャインシティ噴水広場)で初披露されました。
佐々木:最初聞いた時は、フルーツとPPPの関係とは? っていう。戸惑ったんですけど、結局どういうことなんだろう。
相羽:ダジャレが言いたかったんじゃないの?
田村:今までのPPPの曲って、人が作った曲をPPPが再現してるみたいな感じがあって。今回はキャラソン感というか、フルル(フンボルトペンギン/cv.築田行子)がいたから出来た曲だなって。掛け合いも楽しいですし。今までのPPPのサウンドとはまた違っているので。
築田:グレープっていうフンボルトペンギンが東武動物公園にいたんですけど、フルルのパネルに恋をしたペンギンっていうので話題になって。それがいつの間にか、フルルのキャラクターと一緒になくてはならない存在になって。今回もメインで歌わせてもらって、愛されてるなと感じました。
相羽:「フルルーツ」は、曲が頭から離れない。身近にある果物をめっちゃ言うじゃない。単純な単語をひたすら言ってるんですけど、サビの歌詞がまたよかったり。そのサビの〈おいしいってしあわせだなぁ〉って歌詞では、私たちは当たり前に美味しいって言ってるけど、美味しいって感じられるってすごいことなんだなってこの曲を通して思いました。
田村:『けものフレンズ』のおかげで当たり前の幸せを感じられるというかね。より子供のようなピュアな心を戻してくれる。
相羽:深い曲です。全部、深いんですよ、この1枚ヤバい。
根本:イベントでもやらせていただいたんですけど、「フルルーツゲーム」を流行らせたいよね。
尾崎:楽しい! どうビス3人でも、さっきからずっとやってるの。
田村:「パイナップル!」ってみんなで言うのが楽しい。
根本:出来た時の達成感が「イェイ! 言えた!」みたいな。
尾崎:その後、また「バナナ!」って言いたくなっちゃうんだよね。
ーー実際にやってみましょうか?
(※このあと、実際に「フルルーツゲーム」を8人で4周ほどプレイ。文字では白熱したゲームの模様が伝えきれないため、インタビュー後に改めてカメラの前で行ってもらいました)
相羽:「フルルーツ」のダンスリハをしている時に急に思いついたの。
田村:根本が「バナナ!」ってずっと言っちゃうわってね。
尾崎:ライブでもやろうね。
ーー11月には『けものフレンズ3 ライブ』も開催されます(取材は10月中旬)。日にちも迫ってきていますが、どのようなライブになりそうですか?
尾崎:『3 ライブ』は、たくさんのフレンズが加わってライブをするので、歌だけじゃなく、ゲームもやったり出来るんじゃないかな。
佐々木:今までのライブはPPPが主軸としてやってきたのが大きいんですけど、『3 ライブ』は最初にはなまるとばってんの出演が決まっていて、私たちはあとからの発表だったから。ということは、あの2組がライブを回していくのかな。
根本:今日も新曲やりたいって言ってたもんね。
佐々木:そこに私たちがどう絡んでいくのかは楽しみ。
田村:しっかり一緒にライブをやる機会はなかったので、どういう風に関わるのか。
ーー2019年は、春の『けものフレンズ2』(テレビ東京系)オンエア、美坂さんの加入といろいろありましたが、どうぶつビスケッツ×PPPとして、この1年でグループにも変化はありましたか?
田村:ずっとコントしてた気が……(笑)。
一同:ははははは(笑)。
相羽:また親戚感が増しましたね。
根本:みんなでいるのが当たり前になってしまって、逆に大きい変化というよりかはいい感じにゆっくり波が流れている感じで。居心地がすごくいいんですよね。いろんなことが急に決まったりしても、みんながいるから大丈夫っていうのがすごく。
築田:みんなほかの現場に行ったりすることがあるんですけど、『けもの』の現場に戻ってくると家族のところに戻って来たみたいな感覚が。
田村:今日のどうぶつビスケッツ×PPPのリリースイベント前に、私たちは、ちく☆たむ(築田行子&田村響華)でもイベントをやらせてもらったんです。2人だと緊張しちゃうんですけど、『けもの』でみんなでいると8人いるから大丈夫だなって安心感がある。
尾崎:そうなれるかな?(美坂を見つめながら)
美坂:(メンバーが)親戚のお姉ちゃんに。頼れる人がいっぱいいるから。
尾崎:大丈夫。間違っても。私もいっぱい間違った。ホームだから。
相羽:それはダメだよ! 堂々と言うことじゃない。
尾崎:ダメだけど、みんながいるから笑って乗り切れるよっていう。
美坂:今のところ、へこんでしか……。
相羽:ステージにいるあかねんとは違う、楽屋で見せてくれる素のあかねんが、私たちにはホッとしてる。心を許してくれているような。
尾崎:ファンのみんなのフレンズにもそれが見せられたら、ホーム感が出来るんじゃないかな。ライブのステージも楽しめるようになるから、いつか。
美坂:みなさんの前でそれを出せるように、もっと心をオープンにしていきたいと思います。
尾崎:家族感のある、安心感のある、帰ってこられる場所だなって。この1年で再確認をするようなグループですね。
(取材・文=渡辺彰浩/写真=林直幸)
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<応募締切>
2019年11月29日(金)まで
■リリース情報
『け・も・の・だ・も・の』
発売日 :2019年10月4日(水)
1. け・も・の・だ・も・の
Lyrics, Music & Arrangement / 大石昌良
アプリ版『けものフレンズ3』 アーケード版『けものフレンズ3 プラネットツアーズ』主題歌
2. わっはっはっえがお
Lyrics, Music & Arrangement / 武田将弥
3. ぴかぴかエモーション
Lyrics, Music & Arrangement / 瀬名航
4. フルーツ!フルーツ!フルルーツ?
Lyrics, Music & Arrangement / ヒゲドライバー
5. け・も・の・だ・も・の -off vocal ver-
初回限定盤A:特典DVD
「け・も・の・だ・も・の」ミュージックビデオ
「け・も・の・だ・も・の」メイキング映像
初回限定盤B:特典CD
『けものフレンズ3』BGM 全4曲収録
3type共通初回生産分限定封入特典
『けものフレンズ3 プラネットツアーズ』スキルカード「け・も・の・だ・も・の」
初回限定盤A
価格:¥2,800(税抜)
初回限定盤B(2CD)
価格:¥2,500(税抜)
通常盤
価格:¥2,000(税抜)
・ストリーミングサービスおよび主要ダウンロードサービスで配信中
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