黒崎真音、ライブで確かめた音楽とファンへの愛情 『Beloved One』ツアー東京公演を振り返る

黒崎真音、ライブで確かめた音楽とファンへの愛情 『Beloved One』ツアー東京公演を振り返る

 11月3日、東京・マイナビBLITZ赤坂で黒崎真音のライブツアー『Maon kurosaki live tour 2019~Beloved One!~』の初日公演が行われた。黒崎は6月19日に5枚目のオリジナルアルバム『Beloved One』をリリース。11月3日、文化の日の東京公演を皮切りに、大阪、名古屋を回るツアーを開催した。

 その初日となったBLITZ公演は最新アルバムのオープニングも飾っているインスト曲「アイヲツナイデ-Angel of the wheel-」からスタートする。これをBGMにツインギター、キーボード、ベース、ドラムからなるサポートバンドが現れたのに続いて、ステージ中央に陣取った黒崎は「僕だけが世界から消えても」「幻想の輪舞」を原曲よりもシックでクールなトーンで歌い上げる。

 続く『とある魔術の禁書目録III』のオープニングテーマ「Gravitation」からは一転。この曲では満員のBLITZのシンガロングを煽り、EDM仕立ての「Beginning☆Journey」では「一緒に踊るよ!」のひと言を合図にフロアとともにエレクトリックなビートに合わせて軽快なステップを踏んでみせる。さらに妖しげなヘヴィロックチューン「A.I.D」でロングトーンのスクリーミングを響かせてオーディエンスを圧倒するなど、アルバム『Beloved One』収録曲を一気に、そして痛快に連発したのちには、アニメ『ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園- 未来編』のオープニングテーマにして、黒崎真音 feat. TRUSTRICK名義で発表した「DEAD OR LIE」のソロバージョンでBLITZいっぱいの大〈DEAD OR LIE〉コールを呼び込んでいた。

 そして「Renka.」「Black Bird」と『Beloved One』収録のバラード2曲で黒崎がその歌唱力の高さを見せつけ、またセッションタイムでバンドメンバーがソロを回し合い、それぞれのテクニックを披露したあとにはダンスタイムがスタートする。それまでのブラックのタイトスカート姿というシャープなイメージから、Hiroko Tokumineデザインのガーリーな純白ドレスにお色直しした黒崎は、ディスコミュージックライクな「Dresser Girl…♡」、電子音全開のシンセ使いが耳に残る「LOVE○JETCOASTER」、〈「好きだよ」〉のセリフとともに投げキッスする、かわいらしいハウスチューン「peko peko peach♡」とダンスナンバーを3連発。

 BLITZをブライトなダンスホールに変身させると、今度はアルバム発売記念ツアーならではの見せ場を作り上げる。『Beloved One』の初回限定盤には自身の楽曲はもちろん、川田まみ、IKUが歌った『とある魔術の禁書目録』シリーズのテーマソングを黒崎がカバーし、DJ WILDPARTYがメガミックスした特典CDが付属されていたが、この日の彼女はこれを実演。川田の楽曲「FIXED STAR」「masterpiece」「No buts!」をメドレー形式で披露して、この日の赤坂でさらなる熱狂を生み出していた。

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