和田彩花、鈴木愛理、田村芽実……ハロプロイズム継承して“音楽に生き続ける”卒業メンバーたち

 モーニング娘。’19やアンジュルムなど、多くのグループを擁するアイドル界の一大勢力・ハロー!プロジェクト。ライブでのパフォーマンスを土台にして存在感を発揮する彼女たちであるが、今年は、8月にメジャーデビューを果たした12人組の新鋭グループ・BEYOOOOONDSがデビューシングルでオリコン初週1位を獲得。10月には、ベテラン勢であるJuice=Juiceの宮本佳林が初めてソロとしての東名阪ツアーを実現し、歴史に裏付けられた層の厚さを示している。

 また、現役メンバーたちがステージに精を出す一方で、ハロプロ出身者たちの活躍も目立つ。6月に行われた日本武道館公演を区切りにハロプロとアンジュルムを卒業した和田彩花は、8月からソロ活動をスタート。2017年6月に解散した℃-uteの元メンバー・鈴木愛理が5月から8月にかけて自身初の単独ホールツアーを達成するなど、ハロプロという大きな看板を離れてからも、音楽の世界で生き続ける者も少なくない。

 そこで、今なお歌やステージに重きを置き、ソロとして活躍するハロプロの卒業生たちをピックアップ。彼女たちの足跡をたどった。

自身初の作詞曲を公開しステージ復帰にも期待の和田彩花

【和田彩花】 Une idole 【MUSIC VIDEO】

 育成組織であるハロプロエッグ(現・ハロプロ研修生)から数えると、アイドルとしてのキャリアは通算で15年。6月に日本武道館で行われたアンジュルムの単独公演で「アイドル、そして女性のあり方についても今一度見つめ直していきたい」と挨拶してステージを跡にした和田は、8月にソロ活動をスタートさせた(参考:アンジュルム和田彩花:元気いっぱい笑顔で卒業 涙ぐむメンバーをフォローも 次の夢は「またステージに戻ってくること」)。

 アイドルとして最後の大舞台で「またステージに戻ってくることが次の夢」と明かした彼女だが、8月1日に自身のYouTubeチャンネルを公開。同日に「あるとき生まれた愛の継承―Ayaka Wada―」と自身の名前を冠したティザー動画を上げ、10月9日には日本語とフランス語の歌詞を混ぜた作詞曲「Une idole」をアップし、ファンを中心に大きな反響を呼んだ。

 フランス語で「アイドル」という言葉を意味するこの曲。ブログでは「これから始まる活動のイントロダクション」にあたると示していたが、再びステージに戻る日がそう遠くない気配もあり、今後の動向も注目されている。

ソロシンガーとしての階段を駆け上がる鈴木愛理

鈴木愛理『Escape』(Airi Suzuki [Escape])(Promotion Edit)

 2017年6月のさいたまスーパーアリーナ公演をもって、12年間の活動に終止符を打った℃-ute。女性ファッション誌『Ray』の専属モデルとしての活躍も目立つ元メンバー・鈴木愛理は、グループ解散から約10カ月の充電期間を経て、2018年4月の単独ライブを皮切りにソロ活動を本格化させた。

1stシングル『Escape』

 同年6月には、ガールズロックバンドである赤い公園やSCANDALなどとのコラボ曲を含む自身初のソロアルバム『Do me a favor』をリリースし、翌月には早くも単独での日本武道館公演を実現。今年も5月から8月に全国9都市でのホールツアーを達成し、9月には1stシングル『Escape』をリリースするなど、ソロシンガーとしての階段を駆け上がり続けている。

 来年、2020年4月には横浜アリーナでの単独公演も決定。ソロ活動スタートまでの準備期間、周囲のスタッフへ自身の将来像を「資料にまとめてプレゼンした」と逸話も明かしている彼女だが、胸の内に秘めた“未来”が今どの段階まで具現化されているのか。セルフプロデュース力が、どこまで発揮されるのかも期待される(参考:Billboard JAPAN 鈴木愛理インタビュー)。

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