今、ハロプロに何が起こってるのか メンバー卒業&加入、BEYOOOOONDSの躍進などから解説

 21年目を迎えたハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)の陣容が大きく変わりつつある。7月から始まった『ハロコン』と呼ばれる合同コンサートツアー(『Hello! Project 2019 SUMMER「beautiful」/「harmony」』)を目撃したファンは、大きくメンバーが入れ替わったグループの現有戦力と今後の展開について熱心に討論。その一方で、『TIF』(TOKYO IDOL FESTIVAL 2019)や『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』といったイベントに出演したグループは大きな爪痕を残し、「最強アイドル集団」の名を欲しいままにしている。以前からアウェーで滅法な強さを発揮するハロプロ勢だが、この夏はまだまだフェスやイベントの出演も控えているため、新体制を内外にアピールするいい機会となりそうだ。

BEYOOOOONDS『眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A! /Go Waist』(通常盤A)

 今、ハロプロ内で何が起こっているのか? 順を追って整理しよう。まずもっとも大きな話題といえば、現ハロプロで7組目となる12人組グループ・BEYOOOOONDSがメジャーデビューを果たしたことだろう。BEYOOOOONDSは「前代未聞」「異色」「トリッキー」といった形容詞が似合う集団だ。多くの楽曲は寸劇チックなセリフ回しを軸に構成されており、ステージングは極めてシアトリカル。メンバーにはミュージカル経験者や女優志望も多く、「歌とダンスのスペシャリスト集団」と呼ばれるハロプロにあって唯一無二の路線を切り拓いているのである。

 8月7日にリリースされたトリプルA面シングル『眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A!/Go Waist』はフラゲ日だけで推定売上8万枚を突破し、デイリーランキング1位を記録(参照)。これはモーニング娘。’19の数字を凌駕するもので、ハロプロ内の序列を一気に塗り替える可能性すら出てきた。グループ結成が決まったのは2年以上前だが、そこから進捗状況が遅々として発表されないなど、ここまで紆余曲折を経てきた彼女たち。それだけにメンバーの喜びと手応えはひとしおのようで、メンバーである平井美葉は「パフォーマンスを重ねるたびに、自分たちの勢いが加速しているなと実感しています」と力強くコメントしている(参照)。

BEYOOOOONDS『ニッポンノD・N・A!』(BEYOOOOONDS [The Japanese D・N・A!])(Promotion Edit)

 BEYOOOOONDS以外のグループでも、人事異動が頻繁に行われている。まず6月17日・18日にJuice=Juiceのリーダー・宮崎由加(25)とアンジュルムのリーダー・和田彩花(25)が日本武道館公演で相次いで卒業。特に和田に関してはハロプロ全体のリーダーでもあり、ハロプロエッグの1期生としてプロデューサー・つんく♂の薫陶を受けてきたキーパーソンだ。これをもってして「平成時代の終了からほどなくして、アイドルの世界でもひとつの時代が終わった」と見る向きも多かった。さらに和田卒業の余韻も覚めぬ6月26日には、同じくアンジュルムの勝田里奈(21)もグループ卒業を電撃発表している。

 去っていく者もいれば、来る者もいる。Juice=Juiceに2人、アンジュルムに1人、モーニング娘。’19に3人の新メンバーが加入がすると6月から7月にかけて矢継ぎ早に発表された。特にアンジュルムは昨年11月にも太田遥香(15)と伊勢鈴蘭(15)の2人も加わっている。和田や勝田の卒業と合わせて、首脳陣が大胆なシフトチェンジに踏み切ったことは間違いない。

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