flumpoolのライブから感じた、山村隆太の変化とその影響 全国ホールツアー追加公演を見て

flumpoolのライブから感じた、山村隆太の変化とその影響 全国ホールツアー追加公演を見て

 flumpoolの全国ホールツアー『Command Shift Z』が先日幕を閉じた。2017年12月に山村隆太(Vo)の歌唱時機能性発声障害が判明。その後、治療のための活動休止期間に入っていたが、今年1月13日、大阪・天王寺公園でのゲリラライブで再始動を宣言したflumpool。彼らは翌月からファンクラブ会員限定ツアーをまわり、5月から計24本に及ぶ今回のツアーに出発した。以下のテキストでは、追加公演にあたるNHKホール2daysのうち、1日目、10月3日公演の模様をレポートする。

 まず、“復帰”という意味では文句なしの出来だった。1曲目の「FREE YOUR MIND」はデジタルサウンドを盛り込んだ情報量の多い曲だが、リズム隊を中心に演奏はしっかりとまとまっているし、それ以降の曲に関しても、これまでの公演で鍛えられた部分がしっかりと反映されている。山村の歌声もよく伸びており、ライブが終わるまで安定したクオリティを保っていたほか、MCの時もテンション高くハイトーンで喋っていて、先を気にしてセーブしている様子もなかった。

‎山村隆太(Vo/Gt)

 そのうえで最も印象的だったのが、山村のフロントマンとしてのあり方の変化だ。観客の歌声をも巻き込みながらバンドを牽引する頼もしさは健在だが、自虐を少々含んだジョークを言えるようなフランクさもあるし、とあるミスから重大発表(12月30日の年末単独ライブ開催、2020年のアルバムリリース)を2回行う羽目になるなど、周りからツッコミを入れられるような隙もある。また、阪井一生(Gt)とは「万が一声が出んかったらどうすんの?」「その時はみんなが唄ってくれますから。もう独りじゃないからね」というやりとりも。

阪井 一生(Gt)

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