嵐 松本潤、King & Princeや宇宙Six 江田剛も信頼寄せる演出力 36歳誕生日を機に魅力を考える

俳優としての次回作にも期待

 『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)では宮城から「天まで響け!復興の和太鼓」として復興の祈りを込めた和太鼓を披露したほか、「人と人がつなぐ新しいバリアフリーの形」で自ら浅草の街中で車いすを体験。あわや後ろ向きに転倒しそうになるシーンも放送されたこともあり、SNS上では「車いすを利用している人の大変さが伝わった」と話題になった。松本自身も「この体験は教育課程に盛り込むべき」と実際に車いすで生活する人たちの気持ちを知ることの重要さを伝えた。

 演出家としての力量が評価される松本であるが、俳優としての才能も見逃せないところ。『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)では飄々として時にコミカルな弁護士役を好演し、シーズン2まで制作され、続編に期待が寄せられている。また、7月に放送された『永遠のニㇱパ』(NHK総合)では蝦夷地と呼ばれた北海道をくまなく調査し、北海道の命名者になった実在の人物・松浦武四郎役を熱演し大きな反響を得た。9月23日にはBS4Kでの放送も決定しており、クリアな映像で雄大な北海道の景色と松本の演技が楽しめる。

 嵐の活動休止まで、まだまだ松本からのファンの気持ちに寄り添ったサプライズは続きそうだ。また、松本が演出をサポートすることにより、後輩のライブ演出がグレードアップすることにも期待したい。

■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。

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