木村拓哉、嵐 松本潤、Sexy Zone 中島健人……ジャニーズメンバーが演じた“理想の彼氏像”

  KAT-TUN・中丸雄一が4月スタートの新ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)に出演することが発表された。中丸が演じるのは、主人公・東山結衣(吉高由里子)の恋人役。仕事ができる優秀な男でありつつも、プライベートを大切にしているという今の時代に求められる理想の恋人である。振り返ってみると、中丸に限らず“理想の彼氏像”をドラマの中で演じてきたジャニーズメンバーは少なくない。誰がどんな役を演じ、人気を博してきたのだろうか。

木村拓哉

 世の中の女性たちを夢中にさせてきたジャニーズは、木村拓哉なしには語れない。木村が女性たちのハートを鷲掴みにした作品と言えば、1993年に放送された『あすなろ白書』(フジテレビ系)ではないだろうか。木村が演じた取手治は、心優しい青年。ヒロインの園田なるみ(石田ひかり)に好意を寄せる一途な性格だ。取手の誠実な性格に木村のイケメンっぷりが相まって人気を博していった。そして、今もなお語り継がれる「あすなろ抱き」で一気にブレイク。後ろからなるみをハグし、「俺じゃだめか?」とささやいたあのシーンは、もはや伝説となっている。それから約3年後に放送された『ロングバケーション』(フジテレビ系)の主人公・瀬名秀俊も然り。ヒロインの葉山南(山口智子)との間にあった誤解や嫉妬がなくなり、結ばれることになったシーン。なかなか意思表示をしてこなかった瀬名が、「一緒にボストンに行こう」とはっきり伝えたのである。そして、例の「はい、は? 言わないとチューするよ」のセリフだ。はっきりしなかった相手が、自分のために勇気を持って気持ちを伝えてくれる。心を射抜かれざるを得ない、理想の彼氏像である。

嵐 松本潤

 幅広いジャンルの作品に出演している嵐・松本潤。数々の恋愛名作に出演してきた彼も、理想の彼氏を演じてきたジャニーズと言える。数ある役の中でもグッとくるのは、『花より男子』シリーズ(TBS系)の道明寺司だろう。普段は喧嘩っ早くわがままで、全て自分の思い通りになると思っている俺様タイプ。だが、好意を寄せる牧野つくし(井上真央)には、まっすぐぶつかっていく。三条桜子(佐藤めぐみ)に嵌められてつくしが拐われたシーンを思い出したい。桜子におびき出された道明寺を、西門総二郎(松田翔太)と美作あきら(阿倍力)が止めようとするが道明寺は突っぱねる。「それじゃ牧野を守れねぇんだよ」と言い、駆け出していくシーンは道明寺の真っ直ぐさがうかがえる。さらに一方的に殴られてもやり返さず、「手出したら、お前(つくし)を守ったことにならねぇんだよ」と、理不尽な要求にも素直に従う。身を挺してピンチを守ってくれる、芯の強さを持った道明寺の虜になった視聴者は多かったのではないだろうか。

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