SANABAGUN.、ライブで表現した作品の本質と実験性 『2013 - 2018』“Green Red”レポ

SANABAGUN.『2013 – 2018』“Green Red”レポ

 アンコールはメンバー8人がマイクを握り、それぞれラップを聴かせる「もう実家帰りなよ」でスタート。「一生やらないと思ってた」と岩間がMCでも語るように、この曲が披露されるのは非常に珍しく、会場からもどよめきと歓声が上がる。そして制作時には加入していなかった大林亮三と大樋祐大も参加し、「現在のSANABAGUN.」を強く意識させる構成も興味深かった。

 そして前月公演で発表された11月23日発売のニューアルバム『BALLADS』のリリースの再アナウンスに加え、11月1日よりスタートする全国8箇所をめぐるアルバムツアー『TOUR BALLADS』の開催と、10月24日に行われる公開リハーサルライブ『BALLADS Preview LIVE』がアナウンスされると、会場からは再び拍手と歓声が上がった。

 そのままニューアルバムに収録される、新曲を披露。ファイトミュージック的なアプローチが強く、これまでのSANABAGUN.のディスコグラフィの中でも珍しい、ド直球の無骨なファンクネスに血がたぎる。

 そして8月27日にマンスリーファイナルとして開催される「Eight Seven」の前哨戦とも言える、『OCTAVE』収録の「FLASH」を披露し、会場全体が揺れるほどの盛り上がりと一体感を提示し、ライブは終了。現在のメンバーだからこそ打ち出せる「強さ」と「タフネス」、そして「サナバのグルーヴ」をしっかりとオーディエンスに刻み込み、メンバーはステージを降りた。

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(文=高木”JET”晋一郎)

■ライブ情報
『2013 – 2018』
” White Black “
2019年6月25日(火)  
東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO

” Green Red “
2019年7月30日(火) 
OPEN 18:15 START 19:00
東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO

” Danger Blue “
2019年8月4日(日)  
OPEN 17:15 START 18:00
大阪 BANANA HALL

” Eight Seven “
2019年8月27日(火)  
OPEN 18:15 START 19:00
東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO

オフィシャルサイト

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