乃木坂46は地域活性化も担う存在に? 久保史緒里、高山一実ら地方出身メンバーの活躍

 千葉県出身の高山一実は、2015年に南房総市の観光大使に就任。2016年に刊行された初の写真集『恋かもしれない』は、南房総市を中心に千葉の各地で撮影された作品だ。“ばけトン”こと、お化けトンネルを筆頭に高山は『乃木坂工事中』でも唐突に地元トークをすることが度々あり、その思いが結実したのが「乃木坂46地元ツーリスト 高山の地元でロケして来ました!」として企画された「高山一実プレゼンツ 房総のいいとこツアー」だった。高山が幼少期から通うイカメンチが人気の店「釜新肉店」(現在は閉店)、びわソフトが食べられる「枇杷倶楽部」など、放送をきっかけに多くの店がファンが集う聖地に。

 ほかにも、高山は出身地別のタレントが勢ぞろいする『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)に出演したり、『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)で千葉県袖ケ浦が特集された回では共演した綾小路翔を前に勝手に乃木坂46の『氣志團万博』出演を宣言。バナナマンがMCを務める『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系)に乃木坂46メンバーがリポーターとして登場した際には、高山が外国人に南房総市にある寿司店「山傳丸」を紹介し、心優しいおもてなしに“YOU”を大満足させていた。海外に向けた地元アピールとしては、久保に繋がる点とも言える。

CM「限界を、超えろ。」伊藤理々杏篇 – JTA日本トランスオーシャン航空

 福岡県志賀島出身の与田祐希は、高山と一緒に『秘密のケンミンSHOW』に出演し、福岡のソウルフード「むっちゃん万十」を紹介。『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)での密着取材など、与田が生まれ育った志賀島を紹介する機会も多い。ほかにも、広島県出身の和田まあやは今年7月からテレビ新広島の新番組『ポケTの坂道でおじんじょ』にレギュラー出演が決まったり、沖縄出身の伊藤理々杏は沖縄の魅力を世界へ広げるJTA日本トランスオーシャン航空のCMに出演、秋田県出身の鈴木絢音は2017年に秋田県大潟村の応援大使に就任。さらに細かく見ていけば、岐阜出身の堀未央奈が『乃木坂工事中』で紹介したラーメン店・丸デブ総本店、愛知出身の遠藤さくらの実家が営む蕎麦屋「えんそば びぃわん」など、間接的に地元を盛り上げているメンバーはまだまだいる。

 毎年『真夏の全国ツアー』で主要都市を巡っている乃木坂46だが、細かな地方都市を全メンバーで訪れる機会は滅多にない。より全国各地で広く親しまれるグループになるためには、地方出身メンバーの活躍がさらなる鍵になっていくのかもしれない。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる