東方神起、KAT-TUN、ヒゲダン、w-inds.、THE RAMPAGE……“踊れる”新作ポップスを紹介

w-inds.『Get Down』

 2017年あたりから橘慶太が楽曲のプロデュースを手がけるようになり、最新鋭のダンスミュージックを積極的に取り込むようになったw-inds.。その最初の集大成と呼ぶべきアルバム『100』(2018年7月)を経て、約1年ぶりに届けられたニューシングルの表題曲「Get Down」は、これまででもっともアグレッシブなダンスチューンとなった。テーマはずばり、“踊るw-inds.”。アタックの強いビート、起伏に富んだメロディラインを含め、ダンスパフォーマンスを前提にした楽曲だ(当然、MVでもバキバキに踊りまくり!)。ディープな浮遊感をたたえたトラックが印象的な「Take It Slow」、メンバー3人が歌詞を共作したチルトラック系ナンバー「Femme Fatale」を含め、w-inds.の新たなモードを体感できる1枚だ。

Get Down(MUSIC VIDEO)/ w-inds.
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE『WELCOME 2 PARADISE』

 2019年春に初のアリーナツアーを開催、過去最高の24万人を動員するなど、確実に勢いを増しているTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。ニューシングル『WELCOME 2 PARADISE』の表題曲は、しなやかにして濃密なグルーヴを感じさせるトラック、ポップで心地よいメロディが印象的なサマーチューン。彼らのもっとも太いルーツであるヒップホップの匂いを残しながら、“大人の夏ソング”という新機軸を打ち出している。さらに「SUMMER DAYS」(森永製菓『ICEBOX』コラボソング)、「One More Kiss」(DHC「薬用リップクリーム」タイアップソング)、全編英語詞の「Nobody」と夏をテーマにした色彩豊かな楽曲を収録。奔放に広がり続ける音楽性をぜひ体感してほしい。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / WELCOME 2 PARADISE (Music Video)

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

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