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BTS、「Lights」に込められたファンへのメッセージ 過去の“ファンソング”からの繋がりと変化

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BTS『Lights / Boy With Luv』(通常盤)

 7月3日にBTSのニューシングル『Lights/Boy With Luv』が発売された。日本では10枚目のシングルであり、「Boy With Luv -Japanese ver.-」は 7月6日放送の『THE MUSIC DAY 2019 ~時代~』(日本テレビ系)で歌唱されたことも記憶に新しい。大阪での公演を終えた彼らは、「温かく迎えてくださって本当に嬉しいです」というコメントともに生中継で披露した。一方、「Lights」は「FOR YOU」以来4年ぶりにMVを撮影した日本オリジナル曲だ。切ないメロディが印象に残るミドルテンポでありながらキャッチーな楽曲で、ダンスパフォーマンス中心の韓国での活動曲とは異なるカラーを見せている。メンバーそれぞれの声の個性がより感じられるように仕上げられている印象だ。

 メンバー同士の関係性をメインに描いたMVには『花様年華』シリーズを思い出させるようなポイントもあるが、常にどこか孤独と別れを示唆していた過去のシリーズとは対照的に、暗闇に差し込むほのかな光のようなポジティブさを感じる。メンバー同士のブラザーフッドを描いた『YOUTH』収録の「Good Day」を思わせる、静かだがあたたかみのある描き方だ。

BTS ‘Lights’ Official MV

 歌詞は現状に少しの恐れを感じる気持ちと、暗闇の中でお互いがお互いを照らす光になるという内容。韓国アイドルの楽曲ならではと言えるもののひとつに、“ファンソング”というものがある。アイドルが主に自らのファンへ宛てたメッセージを込めた楽曲のことで、活動が目的ではなく感謝を述べるためやプレゼントとして作られることが多い。

 BTS『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』に収録されている「Magic Shop」はそのようなファンソングのひとつで、Magic Shopのオーナーであるメンバーが自分の体験を語り、辛い気持ちの時は心の中のこの店の扉を開けて訪ねて来て欲しい、とファンに語りかけ、癒すような内容だった。歌詞にはメンバーのミックステープの中の辛かった過去を指す言葉が織り込まれており、末っ子のジョングクがプロデュースに参加。今年の韓国でのファンミーティングのタイトルにもなっている。

 〈君が僕に最高の僕をくれたんだ/だから君も最高の君自身をあげられるんだ〉と歌う「Magic Shop」と〈I’m your light/You’re my light〉と歌う「Lights」は、メンバーとファンがお互いを癒す存在である、というテーマの延長上にあるような楽曲と言えるのではないだろうか。『MAP OF THE SOUL:PERSONA』に収録されている「Mikrokosmos」は、ライブではファンがスマートフォンの光で照らしてタイトルのとおり小宇宙のような光景を作り出す演出がある楽曲で、〈お互いがそれぞれの光照らしあう〉〈夜が深まる程 より輝く星の光〉という街の営みのあかりをそれぞれの人の光に例える歌詞だ。雑誌『CanCam』のインタビューでジミンが言及していたように、これもまた「Lights」との繋がりを感じる楽曲と言えるかもしれない。

      

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