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今の安田レイだからこそ歌えた曲ーー「dazzling tomorrow」に込められたメッセージと変化

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 いくら時代がネット主流になったとはいえ、いまだにCMから曲を好きになるという体験は色濃く根付いている。4月15日より放送されているクレンズケアシャンプー「PYUAN」のCMも、そういった体験を視聴者にさせてくれるひとつではないだろうか。マーチ調のイントロから引き継がれる〈心はずっと 綺麗でいよう 私たち〉というフレーズは、たった15秒にも関わらず人の心を掴んで離さない。

 「dazzling tomorrow」、眩しい明日を名に持つ楽曲を手掛けるのは、CMのみならずドラマやアニメなど数々のタイアップ経験を持つ安田レイ。シングル『blooming』の発売から約2カ月にも関わらず、彼女はさらに新たな可能性を提示してきた。新曲「dazzling tomorrow」で歌われているのは、自分を受け入れて自分らしく輝く強さだ。弱音を吐けない“あなた”へ寄り添うAメロ、〈信じて進もう〉と激励するサビという構成で展開され、そのエッセンスは詩・曲の細部にまで落としこまれている。

 「dazzling tomorrow」は聴けば聴くほどドラマチックな1曲だ。Aメロには〈涙〉や〈弱った〉〈強いふり〉など、“あなた”の弱さを強調する単語がしきりに出てくる。また、口調も「~だよ」「~よね」などと寄り添うようなものが多い。対してサビは〈輝ける〉や〈笑える〉など“あなた”に希望を与える言葉が多く、文末も「~みよう」「~いよう」と激励の印象を受けるものになっている。ワードチョイスや口調を明確にわけることで、Aメロとサビの対比を鮮明に描いているのだ。

 また歌詞にリンクしたサウンドも、とてもドラマチックである。シンセサイザーで封切られた楽曲は、アコースティックギターやピアノ、ヴァイオリンなどを交え穏やかに進んでいく。シンプルかつディテールにこだわったフレーズと寄り添って歩くようなテンポに導かれ、壮大なオーケストラサウンドのサビへ。優しく穏やかなAメロと力強く励ますサビの対比はとても鮮やかで、作りこまれた映画を観ているよう。またラスサビ前に入るBメロも、スパイスとして物語をよりエモーショナルにしている。他の場面では大人しく伴奏に徹しているベースが奏でる裏メロは聴きどころのひとつだろう。

      

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