chay、大原櫻子、安田レイが『CDTV』に出演 多面的な才能をみせる安田レイの魅力を探る
11月7日に放映されるTBS系の音楽番組『CDTV』に、2016年、更なる飛躍が期待される次世代アーティストchay、大原櫻子、安田レイが出演する。
同番組では、chayが「好きで好きで好きすぎて」、大原櫻子が「キミを忘れないよ」、安田レイが「あしたいろ」をそれぞれ歌唱。特別トーク企画として3人による『恋するアーティスト女子会』と題した“マル秘恋愛トーク”も行われる。
3人には共通点がある。音楽以外の場でも才能を発揮していることだ。chayは、2013年10月にフジテレビ系『テラスハウス』に出演。同番組卒業後も雑誌『CanCam』専属モデルに選ばれ、月9主題歌の「あなたに恋をしてみました」が自身の代表曲となる。大原櫻子は、2014年に映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロインに抜擢。劇中の歌唱力と演技力が高く評価され、その後も「瞳」や「真夏の太陽」といった楽曲をヒットさせるなど、アーティストとしても実力を見せる。
そして安田レイは、アーティストとモデルの顔をあわせ持つ女性だ。このアーティストには興味深いキャリアと、それに裏打ちされた実績があるので、ここで掘り下げてみたいと思う。
13歳で元気ロケッツのボーカル・Lumiとして歌い始めた彼女はデビューシングル「Heavenly Star」が世界中のクラブでパワープレイされるなど、インターナショナルに活躍してきたキャリアを持つ。アメリカ・ノースカロライナ州に生まれた彼女のバイリンガルならではの発音の良さ、情感豊かなボーカルは、元気ロケッツのプロデューサーでもあった玉井健二(agehasprings)によってさらに磨かれ、2013年にソロで歌手デビューすることになる。
2014年にリリースした2枚目のシングル表題曲「Brand New Day」は、自身も出演している『nissen,2014春』のTVCMソングとしてお茶の間に大量オンエアされ、桑田佳祐がラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』で年末に毎年発表している『桑田佳祐が選ぶ2014 邦楽ベスト20』において、見事2位に選出されている。
一方で、彼女はハーフの美しい顔立ちから10代の頃よりモデルとしても活躍。雑誌『NYLON』やファッションイベント『東京ガールズコレクション』などにも出演し、ファッションアイコンとしても人気を博している存在だ。Instagramにファッショナブルなショットを上げているのはもちろんのこと、CDジャケットのメイキング映像では何度も衣装チェンジをしながら、ハットやニット、スカート、ネイル……といった全身のコーディネートを詳細に解説もしている。こうしたファッションやビジュアル面における才能は、その音楽活動とも響きあい、安田レイの魅力を形作っているといえる。
宇多田ヒカルや、LOVE PSYCHEDELICO、竹内まりやが音楽ルーツだと明かす彼女の作品には、バラードやR&Bテイストの楽曲も多い。『DHC[F1]スキンケア』タイアップ曲としてCMでプッシュされている「Just for you」のようなダンスミュージックや、TBS系ドラマ『美しき罠〜百花繚乱〜』主題歌「恋詩」の歌謡曲テイストなど、多彩な楽曲に呼応していくのが彼女のシンガーとしての魅力だ。その点、新曲「あしたいろ」は、安田レイの実力の高さが発揮された楽曲である。イントロは彼女のパワフルかつ伸びやかな歌声が先導し、オケが後から付いてくる構成であり、サビではパワフルな歌声と綺麗なファルセットが響く。
モデルとして、アーティストとして、多面的な才能を発揮してきた安田レイ。「あしたいろ」の表情豊かな歌声は、そんな彼女の幅広い個性を体感できる仕上がりといえる。TBS系ドラマ『結婚式の前日に』の主題歌にも選ばれた同曲をきっかけに、音楽シーンにおける彼女の存在感はさらに増していくはずだ。
(文=渡辺彰浩)
■リリース情報
『あしたいろ』
発売:2015年11月11日
【初回生産限定盤】¥1,574(税抜)
CD+DVD(メイキング映像収録)/ 応募ハガキ封入
【通常盤】¥1,167(税抜)