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新しい地図はさらに新たな一歩を踏み出していく 草なぎ剛×笑福亭鶴瓶の対談から思うこと

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 これまでの関係性と、笑福亭鶴瓶の天真爛漫さがあればこそ、切り込めたトークになんだかスッと心に風が通ったような気がした。SMAPという名前そのものも、一緒に走り抜けたメンバーのことも、どこか語るのに遠慮がちになっていたところがある。真っ白な地図の前にも、確かに世界はあった。だが、船出のタイミングでは、その想い出を胸に最小限の荷物で出発しなければならかなったのだ。そして今、航海が順調であればこそ、ちょっと懐かしい気分に浸る余裕もできるというもの。今回の対談は、そんな新しい地図の旅路が好調な証拠だ。そして、まだまだ彼らが想像している以上に面白い行き先が広がっているのかもしれない、という予感にも似たワクワクがつまっていた。状況は常に変化していく。そして動き続ける中で、思いがけない奇跡につながっているのだ。

 笑福亭鶴瓶が、あまりにも熱心に語りかけるうちに、草なぎもつい「わかりました」と返答。もちろん、この返事には2月から始まるファンとのイベント『NAKAMA to MEETING』が控えていることもあってのものだろう。新しい地図でこのような取り組みは初めてだと聞くと、笑福亭鶴瓶は「ほんなら、はよしたれって」「もう、ドカンと武道館でやれや」と、さらに突く。草なぎが「人、入りますかね?」と遠慮気味に返すと「そんなもん、お前らなら、どこでやっても入るって」と背中を押す言葉も、NAKAMAの想いそのものだ。

 これまでの世界も、これからの地図も、すべて彼らの中でつながっている。5、6年越しの対談で、「べーさん『ななにー』(『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV))にもゲストで来てくださいよ」(草なぎ)、「お前も俺の『無学の会』に出えへんか?」(笑福亭鶴瓶)と、お互いのフィールドに誘い合える仲があるように。変わっていないものと、変わり続けるもので人生は形作られる。

 多くの人と出会い、それぞれが頑張ってきたものを称え合い、そしてまた自分たちの道を歩み進める。その繰り返しの中で、かつてのメンバーであった森且行のように、誰もが諦めていた人との再会も叶うかもしれない。大きな会場でのライブだって、いつか……。そんなことを楽しみにしながら、彼らと共に私たちも動き続けていくのだ。間もなく2019年が始まる。新しい地図と「さあどうしよう?」を楽しみながら進んでいこうではないか。

(文=佐藤結衣)

      

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