新しい地図の3人の持ち味はより尖ってきた 香取が明かした稲垣&草なぎとの関係性から考える
“稲垣・草彅・香取 3人でインターネットはじめます“と掲げ、インターネットテレビabemaTVで『72時間ホンネテレビ』が放送されたのが11月2日だった。AbemaTVでは1周年を記念して期間限定で名場面が無料公開されている。
森且行との21年ぶりの再会はもちろん、多くのゲストとのワチャワチャ場面も必見なのだが、個人的に好きなのは3人だけの真夜中トークだ。先日『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)で本人たちが振り返ったように、当時“新しい環境に飛び込んだ転校生のような心境“だったという3人が、探り探り行なったホンネトークが実に微笑ましいのだ。
新しい地図をスタートするにあたって、何度も話し合いを繰り返してきたことを切り出す香取慎吾。草なぎ剛が「もーいいよッ! 慎吾、ふたりで南の島行こうぜ」と叫んだほど煮詰まってしまった場面もあったそう。それを言われた香取が「何言ってんの……」と苦い顔をしていたところを見ると、かなり追い込まれていたことが伺える。また、忙しい合間をぬって3人が顔を合わせるため、話し合いは深夜に及んでしまった日も。
「(夜遅くなると)ピリピリするじゃん、(稲垣)吾郎ちゃんって」と苦言を呈する香取。「なんなの? 眠いの? けっこう大事なことをさ!」(香取)、「だって脱線してない?」(稲垣)、「ま、脱線するよね、ちょいちょい」(香取)、「だから、要点まとめて短期集中で、いい時間に話して効率を……」(稲垣)、「OK、それはそう思う」(香取)と、ふたりが真剣に意見をぶつけていると、草なぎはどこかから小箱を持ち出して、ゴソゴソ。飽きてしまったのかと思ったら「だから、真面目なんだよ、吾郎さんは(笑)」と2人の会話に参加してみせる。
改めて今この光景を見てみると、この1年で彼らの持ち味はより尖ってきたように思う。稲垣吾郎はより強いポリシーを持ち、草なぎ剛はより自由奔放に、そして香取慎吾はより思慮深く……そのキャラクターにエッジが効いてきた。人は年を重ねるほどに丸くなっていくとはよく聞くが、3人はもしかしたら年齢と逆行しているのかもしれない。『JUNON』(12月号/10月22日発売)に稲垣が、そして『GINGER』(12月号/10月23日発売)に登場した香取の表情を見るとどうだろう。“40代?”と思わず驚いてしまうほどのエネルギーを感じる。