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新しい地図の活動はすべてが線で繋がっているーー稲垣、草なぎ、香取起用のCMから考える

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香取慎吾
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 稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による“新しい地図“が発足して1年。ゼロになる覚悟でリスタートしたあの日から、彼らはことあるごとに「必死です」という言葉を発してきた。1年を経ても3人は「今も必死です」と話すが、彼らの表情を見て“必死の形相“と思う人は少ないはずだ。むしろ、“楽しそう“、”生き生きしている“と感じる人がほとんどなのではないだろうか。

 “この道を進んでいいんだ”。そう思えた大きな手応えのひとつに企業CMの起用があったように思う。10月7日放送の『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)では、1年を振り返るホンネトークを披露し、CM起用についての率直な想いも語られた。

 新しい地図の始動後、初のCMが決まったのは今年2月。先陣を切った企業はサントリーだった。ビルの屋上で、稲垣と香取がノンアルコールビールテイスト飲料『オールフリー』を飲み、羽を広げて「生きてるっ。」と叫ぶ姿が印象的なCMだ。久しぶりのCM撮影に「今までもCMの撮影って経験したことあるから、その顔で行ってるのに。でも、どこかおぼつかない……」と、まるで転校生かのような心境だったと振り返るふたり。香取は「撮影で叫んだとき、本当に僕は“生きてる“を体感したよね」と続け、当時の“羽ばたくぜ“という決意とリンクしたセリフに「背中をポンっと押してくれた」と語った。

 稲垣が「自分たちの気持ちを表してくれるような、素晴らしいクリエイターの方々に作っていただけたということだよね」と話すように彼らが出演してきたCMは、商品やサービスのPRではありながらも、彼らが置かれている状況や心境を強く反映させたものが多かった。『オールフリー』は対前年比56%増という販売数を記録。どれだけ多くの人が、彼らの再出発を応援しているのかを実感するCMとなった。

 4月にはサントリー『伊右衛門』に草なぎ剛が出演する。タイムスリップした迷える男が、伊右衛門のお茶を飲み、心を沈めて新しい道を歩みだすという内容だった。草なぎは「重なる部分っていうのが正直あったよね」と振り返る。撮影時には、芸能界の先輩である本木雅弘と宮沢りえといろいろな話をし、「温かい目でお二方が見てくれて、それこそ背中を押してもらった」とも。クリエイターも、スタッフも、そして多くのファンも、そこに集まるすべての人をNAKAMAと呼ぶ彼ら。「必死だ」と語る3人の笑顔が決して曇らないのは、そんなNAKAMAという味方がいる心強さからだろう。

 叫べるようになり、新しい地図を胸に歩き出した……という再出発を表現するCMから、徐々にのびのびと自由な雰囲気に変わっていく。3人で出演した『数字選択式宝くじ ロト&ナンバーズ』は、数字の語呂合わせで遊ぶ、ほのぼのとした内容。より自然体の魅力で勝負していくという、意志の現れにも見えた。

 なかでも香取は、もともとあったアーティストとしての才能を大きく開花させたこともあり、CMを通じて多くの人の背中を押す側にもなったように思う。ネットショップ作成サービス『BASE』では様々なキャラクターに扮し、“いつか自分の店を“と夢を追う人々を応援する。そして、『BMW JAPAN BMW・X2シリーズ』では、自らを縛り付けているものは切り捨てろという強いメッセージを投げかけた。

 また「ファミマの焼きとり、すげ〜うまい」と香取がモリモリ食べるファミリーマートのCMは、見ているこちらも思わずお腹がすく気持ちよさ。新CM『お母さん食堂』シリーズでは“お母さんの味が、ファミマでいいじゃん“という大らかなスタンスで、毎日を忙しく過ごす人たちの心を解放する。慎吾ママで育った世代が今、働き盛りとなっていることからも、慎吾母のキャラクターは嬉しいリバイバル。性別・年代を問わずに親しまれる“みんなの慎吾ちゃん“という力量を見せつけている。

      

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