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[ALEXANDROS]、『Sleepless in Brooklyn』アナログ盤リリースの意義 作品背景などから考察

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 11月21日に、力作であり傑作である7thアルバム『Sleepless in Brooklyn』をリリースした[ALEXANDROS]。このたび、12月19日に同作のアナログ盤もリリースされた。今作に限らず、日本国内において、アナログ盤のリリースが増加傾向にあることは、ここ数年のニュースなどで知る人も多いだろう。マニアックなコレクターや熱心な音楽ファンには愛され続けてきたアナログ盤だが、最近では、遊びに行ったクラブでDJがプレイする姿に惹かれた人や、大きなサイズのジャケットをポスター感覚で飾る人など、アナログ盤をカジュアルに親しむ人が増えてきているところが大きい。Instagramで魅せるアイテムや、おしゃれなインテリアとして取り入れるリスナーも、多数いるのだ。また、世界に視野を広げてみると、それ以前から、アーティストの主導もあって、アナログ盤のリバイバルムーブメントが起こっており、毎年4月に行われるレコードの祭典「RECORD STORE DAY」の輪も各国に広がっている。この点から見ると、結成当初から大きな野望を持ち、それを音と活動で着実に形にしてきた[ALEXANDROS]にとって、今作をアナログ盤でリリースしたことは必然ともいえる。

 また、それに加えて、『Sleepless in Brooklyn』が、アナログ盤になること、そしてアナログ盤として聴かれることに相応しい作品であるというところも重要である。まずは、作品が生まれた背景。アルバムタイトルも示唆しているが、今作は主にアメリカ・ニューヨークで制作された。刺激的な音楽、アートに触れられる街の空気を吸い込んだ今作は、自然に世界中に並んでいることが想像できる仕上がりになっている。そう、“かたち”として、あんな国にもこんな国にも置いてある“絵”が見えるのだ。それは、ニューヨークで撮影されたというアートワークも含めて。今やサブスプリクションで音楽を聴くことが当たり前ではあるが、そこには“かたち”がない。同じフィジカルメディアとしては、まだまだCDも日本では主流ではあるが、アートワークも楽曲も世界観も音質も含めて、そこには収まりきらない広さと深さが表現されているように感じられる。彼らや今作をとりまく状況や漠然としたイメージからいっても、アナログ盤というサイズ感がしっくりくるのだ。

[ALEXANDROS] – アルペジオ (MV)

      

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