滝沢秀明はジャニーズJr.の生徒会長から学園長へ? 20年ぶりに復活する『8時だJ』に寄せて

 滝沢秀明、嵐、関ジャニ∞、生田斗真、山下智久、風間俊介、長谷川純らが20年振りに集し、『8時だJ』(テレビ朝日系)が一夜限りの復活を果たす。12月29日放送の同番組が、ジャニーズアイドル・滝沢秀明ラストのバラエティ出演となる。最初で最後となるこのメンバーでのワチャワチャ。まさに永久保存版だ。

 MCを務めるのは、20年前と同じヒロミ。オンエアに先駆けて「こんなにも一堂に会するのは『8時だJ』以来ですし、今、皆から続々と“楽しみにしてます”メールが、僕のもとに届いています(笑)。当時ジャニーズJr.が60人ぐらい出演していて、僕は彼らの“顧問の先生”のような立場でしたね」(引用:『8時だJ』20年ぶり一夜限りの復活 滝沢秀明、嵐、関ジャニ∞、山下智久ら集結の大同窓会に)とコメントしているように、『8時だJ』はジャニーズJr.たちにとって学校のような場所だった。

 お題に沿ってトークを繰り広げ、うまくボケられないとヒロミからピコピコハンマーでツッコミが入る。アスリートや専門家を招いてアクロバットやアクションなどのスポーツを習ったり、コントや料理で対決したり……今、彼らがマルチに活躍しているのは、この番組の影響が大きかったのではないだろうか。体操服&ゼッケンや、ヒロミの手には竹刀とホイッスルなど、思い返せばその風景は授業そのものだった。

 “芸能人としての仕事”というよりも、イケメンが勢揃いした男子校を見学しているような……当時学生だった筆者も、そんな感覚で同番組を眺めていたのを記憶している。ヒロミの笛の合図で1人ずつアクロバットを披露する場面では、他のJr.も観覧席のファンも、そして視聴者も「頑張れ」と声援を送った。うまくできればみんなで拍手喝采し、できなかったとしても周りがそっとサポートする。誰から言われたわけでもなく、さりげなくサポートするメンバーに新たな魅力を感じた人も少なくなかったことだろう。関西ジャニーズJr.だった関ジャニ∞のメンバーたちは、咄嗟に笑いを生み出すストイックさが「さすが!」と人気を集めたのも覚えている。

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