嵐 櫻井翔、『紅白歌合戦』司会に意気込み 「相葉、二宮に教えを乞いながら務めたい」
11月26日、東京・NHK放送センターにて、12月31日に放送される『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の司会者取材会見が行われた。
会見には総合司会を務める内村光良、紅組司会の広瀬すず、白組司会の櫻井翔が登壇。内村は総合司会は昨年に引き続き2度目、広瀬は紅組司会は初、櫻井は嵐として2010年から連続5回白組司会を務め、個人としては初となる。
紅白に向けた意気込みとして内村は「本当に2回はないと思っていたので、驚いています。去年はフレッシュさだけで乗り切ったという感じでしたけど、今回はそうはいかないので、2年目というのは大変だなと思っております。鮮度を保ちつつ、頑張っていきたいと思います」とコメント。初めての司会となる広瀬は「『紅白』初出場、フレッシュさ全開で頑張れたらなと思います。司会というのはやったことがないので、未知の世界なのですが、みなさんに迷惑かけないように、まずは楽しめたらというのが一番の思いです」と意欲を見せた。櫻井は2009年、嵐として『紅白』に初出場した際に、たくさんの「おめでとう」という声をかけられた、というエピソードを話し、「その大きな舞台に司会として立たせていただけるとは夢にも思っていなかったので、この大役をしっかりと勤め上げていきたいと思います」と述べた。また、個人司会については「2009年に中居(正広)くんがずっと袖で見守ってくれていたんですよね。司会の方が横で見守ってくれている心強さを痛感したので、今回もうちの事務所から初出場もいますし、ほかのアーティストを支えられるようにとにかく務め上げていきたいと思っています」と先輩である中居正広の名前を挙げ、尽力することを誓った。
質疑応答では、記者から櫻井に向けて嵐としての司会と個人としての司会の違いについて聞かれると「さきほどとは相反しちゃうんですけど、僕が別の局で音楽番組の司会をしているせいか、そんなに驚かれないんですよね……(笑)」と笑顔を見せ、「ただ、過去に嵐として司会を務めさせてもらっているのもありますし、何よりも身近に心強い先輩がいるんですよ。第67回と68回の相葉・二宮という先輩がいますので、彼らに教えを乞いながら、務めたいと思いますね」と相葉雅紀、二宮和也のアドバイスを受けながら、『紅白』の舞台に臨むことを示した。デビュー1年目にして『紅白』初出場を掴んだ後輩・King & Princeについては、「すごく見守りたいんですけど、『紅白』の司会で衣装を変えたりだとか、次の準備があって、意外と袖にいられる時間が限られるので、本番はどうなるか分かりませんけど、少なくともリハーサルの時に見守れたらなと思ってます」として、彼らには過去にSexy Zoneが初出場の際に送った「緊張しすぎても足りないくらいの大舞台だと思うので、十分に緊張し、その緊張を楽しめたら」というアドバイスを送ったと明かしていた。
初出場の広瀬に司会として2人からどのようなアドバイスがもらったか、という質問には広瀬が「映画で櫻井さんと共演していたので、心強いというか『なんでも言ってね』と言ってくださったので、その言葉に安心しているというか。本番を楽しめたらなと思います」と話し、そのエピソードに内村が「僕も最近『ラプラスの魔女』を観たので、イケるな! と思いました」と被せ、笑いを誘う場面も。改めて、内村は広瀬に「リハと本番は全然違う。あの番組はバケモンだ!」と2年目としての立場からアドバイスを送り、櫻井は司会の衣装チェンジに触れ、「ファッションを楽しみにしている方もいると思うので、かっこいい、可愛い、綺麗、いろんな広瀬さんを見れたら」と言葉を送った。
(文=渡辺彰浩/写真=はぎひさこ)