1stシングル『I'M SWAG』インタビュー
ONE N' ONLYが語る、ユニット結成の苦労と7人の可能性「このメンバーだから乗り越えられた」
超特急やDISH//ら人気ボーイズグループを輩出している男性俳優/アーティスト集団「EBiDAN」(恵比寿学園男子部)。なかでも人気急上昇中のEBiSSH(TETTA、REI、NAOYA、KOHKI)と、さとり少年団(EIKU、KENSHIN、HAYATO)の2グループが、合同プロジェクト“ONE N' ONLY(ワンエンオンリー)”を発表したのが、今年4月のこと。YouTubeの公式チャンネルに「I'M SWAG」のMVが公開されるやいなや100万回再生を突破し、アジアを中心に世界からもコメントが寄せられるなど、大きな注目を集めている。
10月には東名阪のZeppツアーを完走。11月21日に満を持して1stシングル『I'M SWAG』をリリースするONE N' ONLYにインタビューを行った。ファン想いの彼らが抱いた苦労、そして7人が見る新たな夢とは?(佐藤結衣) 【※記事最後にサイン入りチェキプレゼントあり】
7人の新たな可能性が見えたZeppツアー
ーーまずは初のZeppツアー、お疲れ様でした。EBiSSH、さとり少年団、そしてONE N' ONLYの3マンライブとなったボリューム満点なツアーでしたが、いかがでしたか?
REI:そうですね。Zeppツアーということで規模も大きく、東名阪を7人で回れたというのが、すごく嬉しかったですね。これまでEBiSSHとさとり少年団での2マンライブはありましたが、こうしてちゃんと7人組という形でライブができたことは大きな経験になりました。やっぱりZeppは大きくて景色が違いました。そのぶん緊張もあったんですけど、一人ひとりがちゃんとお客さんにONE N’ ONLYとして、いいものを届けられるようにという自覚はあったので、いいライブになったと思います。
ーーKENSHINさんは、MCで「手がぶつからない!」と、大きなステージを楽しんでいらっしゃいましたね。
KENSHIN:はい(笑)。Zeppは、大きかったです! 僕らのツアーで初めてこんな大きな会場で、やらせていただいて、のびのびとできて楽しかったですね。たくさんの人に見ていただいて、みんなすごく盛り上がってくれて。達成感がありました。
ーーTETTAさんは、「奥がある!」と話して、皆さんにツッコまれていましたけれども。
全員:アハハハ。
REI:言ってた!
TETTA:すげー、こんな奥まであるんだーって、感動しちゃって。
KOHKI:「奥がある」って、どこにでも奥はあるよ、って(笑)。
TETTA:でも、それくらい興奮したんです。デビュー前にも関わらず、こんな大きな会場でできるってことがすごく嬉しくて。歌いながら“俺、本当この職業やっててよかったな”って。“もっと大きなところにいきたいな”って、心の底から感じたツアーになりました。あと、客席から登場という演出も、初めて今回自分たちのライブでできたことが思い出深いです。
KOHKI:ライブのあとの特典会でも、ファンの方から「ダンスうまくなったね」って言ってもらえたのも嬉しかったですね。EBiSSHだけじゃなくて、さとり少年団のパフォーマンスも見て、いいものを得られているんだなって感じました。7人で振りを合わせるときは、HAYATOが中心になってやってるんですけど、やっぱり教え方がうまいだけあるなって。
NAOYA:ん? なんか上からだな!
KOHKI:ハハハ。ちがうじゃん、これは言葉のアレじゃん。言葉のアヤじゃん!
TETTA:図に乗っちゃったな、お前な(笑) 。
全員:アハハハ。
KOHKI:でも本当に、成長を感じられたというか、そういう意味でも7人で立ててよかったなって思いました。
このメンバーだから乗り越えられた苦労
ーーNAOYAさんは、ライブの最後の挨拶で「結構キツい場面があった」と話していましたけど、実際にグループを掛け持ってのライブは大変だったんでしょうか。
NAOYA:今回のZeppツアーのタイトルが『ONE N’ ONLY 〜EBiSSH×SBC〜 Zepp Tour 2018』で。ONE N’ ONLYがメインだってなると、「I’M SWAG」だけってわけにはいかなくて。そこから急ピッチで新しい曲の振り入れが始まったんです。曲を覚えるだけなら大丈夫なんですけど、それと並行してリリースイベントやEBiSSHのツアーも重なって。夏は今までの活動の中では一番忙しかったですね。
ーーそこからどうやって仕上げていったんですか?
NAOYA:やっぱりHAYATOが中心的にダンスを引っ張ってくれたので。そのおかげで助かってる部分がありました。振りを覚えた先のクオリティとか、力の入れどころとか、ブラッシュアップしていく部分で、HAYATOがすごくリードしてくれて。それでライブで披露できるパフォーマンスの形まで持っていけたっていう感じでしたね。
ーーHAYATOさんは、EBiSSHのみなさんの苦労を感じ取っていたんでしょうか?
HAYATO:そうですね。やっぱりずっとEBiSSHは、さとり少年団にとって一番近い存在で一番近いライバルとして見てたのですが、「I’M SWAG」のデモ曲を聞いたとき、すごいかっこいいなって思ったし、ポジティブな気持ちになれた。7人でのパフォーマンスを想像したら、3人よりも色々できると思ったので。
EIKU:さとり少年団では僕だけのワンボーカルなんですけど、EBiSSHはツインボーカルだから。一緒に歌えるって思えたら、ワクワクして。ただデモを聞いたときには、ふだん歌ってる曲よりもキーが高くて“歌えるかな”って不安もありましたけど。ふたりがいるからって思い切り歌ってみようって挑戦できたんだと思います。
HAYATO:でも実際始まってみると、やっぱり想像以上に大変で。さとり少年団も並行してイベントとかも出ながらの振り入れだったんですけど、やっぱりEBiSSHの方が本当にいろんなものと重なってて。きっと自分たちのライブリハとかも惜しんでやってたと思うので。振り入れの段階だと、正直“これ揃えるの無理だろ”くらいの感じでしたね。“やっぱり一緒にやるのって難しいな”とか、思いながら振り入れしてたんですけど。でも、まずは、みんなで揃えることを頑張りました。
ーー出来としては、どうですか?
HAYATO:本番の様子を録画した動画を見たんですけど、やっぱり“まだここが”という部分は正直ありました。でも本当に、この時間がない中で、見せられるくらいにはなれたので、ホッとしています。そこは、やっぱり7人でちゃんとひとつになれたんじゃないかなと思いました。僕としてはむしろNAOYAくんにも支えてもらった印象で。自分が引っ張ったというより、みんなでやった結果って感じです。仲がよかったからここまでこれたって思います。
NAOYA:それが大きいですね。みんないたから、このメンバーだから乗り越えられた。ここを踏ん張れば、もっと強くなれるんじゃないかって思えたし。実際にZeppに立って、ツアーを終えてみて、新しい可能性が見えたというか。ONE N' ONLYで掴んだものを、EBiSSH、さとり少年団に、それぞれに生かしていければいいなとも思えるようになりました。今はもう、これからが楽しみだなっていう期待というかワクワク感がいっぱいです。
EIKU:僕もONE N’ ONLYとして合体することができたからこそ仲も深まって、7人のチームワークもできてきたかなとは思いますね。本当、毎日リハーサルが6時間とか7時間とか、そんな毎日だったので。精神的にもちょっときた部分はあったんですけど、でも来てくれるお客さんが、どれだけ幸せになってくれるかを意識したら、頑張れた部分もありましたし、どのステージも楽しめたというか。しっかりお客さんに伝えられたって達成感があります。最後の名古屋の公演では「完走お疲れ様」って、スケッチブックに書いてくれてる方がいて、特典会でも「お疲れ様」って言われたので、こうやって応援してくれてる人がいるって本当に幸せなことだなって改めて思いました。
“EBiSSH×さとり少年団”の化学反応
ーーボーカルのREIさんとTETTAさんは、ONE N' ONLYとしてEIKUさんと一緒に歌ってみていかがでした?
REI:EIKUは発音がすごく綺麗なんですよね。ダンスをしながらでも安定した、歌い方をしてるのがわかりましたし、表現力という面では本当に勉強になりました。レコーディング中でもやっぱり曲に対する姿勢じゃないですけど、すごく真摯なのが歌いながらでも伝わってきたので。そのあたりは、いい影響を受けました。
TETTA:そうですね。自分の歌い方っていうか、自分なりの見せ方っていうのがわかってるなと思いました。例えば、楽曲を渡されたときに、この曲はこういうふうに歌うんだという思いを強く持って、レコーディングに臨んでいるんですよ。そこが、見ていて刺激になりましたね。
ーーと、言われましたが?
EIKU:(NAOYAがそっと耳打ちをして)そうですね、その通りですね。よく見てくれてると思います。
TETTA:腹話術! 腹話術!
REI:あー、今褒めたところ全部カットで!
全員:アハハハ。
ーーEIKUさんは、REIさん、TETTAさんと歌ってみていかがでしたか?
EIKU:やっぱり僕とは違って高い声だったりとか、音域が広いので。自分も負けてられないっていう意識はありました。パート分けも、その人に合ってる声を選ぶので、そこも意識しましたし。REIくんの大人っぽい歌い方だったりとか、TETTAくんはセクシーな……ちょっとエロっぽい歌を歌うので(笑)。やっぱりそこも僕も色々取り入れて、自分のものにできたらいいなって思いました。
ーーHAYATOさんは、先ほど大人数のほうがダンスのフォーメーションも幅が広がると感じたと話していましたが、実際にステージで踊ってみていかがでしたか?
HAYATO:やっぱり3人、4人に比べて、7人って一気にいろんなことができるようになるんですよ。表現の幅が広がって、お客さんにも驚いてもらえるようなパフォーマンスができる。本当にやってて、楽しかったですし、人数多いっていいなって改めて思いました。
NAOYA:そうですね。やっぱり人数増えたことによって見せ方が増えましたし、揃えたときの迫力も出せるって思いました。いつかは1曲の中でストーリー仕立てになってる振りとかにも挑戦したくなりました。