Hey! Say! JUMPのコンサート舞台裏から学ぶ、冷静に対処する“強さ” 密着ドキュメンタリー第3回

 現在放送中の『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME ~時が奏でるリアルストーリー~』(フジテレビ系)。今月の特集としてスポットが当てられているのは、Hey! Say! JUMPのコンサートの裏でステージを支える4人の若手スタッフたち。舞台進行・特殊効果・音響・特殊機構という4つのセクションに携わるスタッフたちが、今年8月に武蔵野の森総合プラザメインアリーナで行われたツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR SENSE or LOVE』初日公演の幕を開けるまでの奮闘劇をカメラが追っている。

 過去2回の放送では、若さや経験の浅さゆえの緊張やプレッシャーを抱え、時には機材トラブルに見舞われながらも、4人それぞれが「観客に良いコンサートを届けたい」という一心で準備を進めていく姿が映し出されていた。そして11月16日の第3回目放送では、いよいよHey! Say! JUMPのメンバーとスタッフたちとの合同リハーサルの様子が届けられた。

 本番前日、まだ観客が1人も居ない会場にメンバーたちが現れ「よろしくお願いします!」と元気な声を響かせると、まずはアリーナ中央に置かれた可動式ステージ上での動きの確認が行われた。複雑な舞台装置をコントロールする特殊機構チームの若手オペレーター・福田祥一郎さんは、ステージ下からメンバーの動きを確認しながらリフター(昇降装置)の1つを操作している。楽曲のタイミングとリフターの動きをシンクロさせる演出で一瞬たりともステージから目が離せないうえ、高さがあるステージということで危険も伴うため、3時間かけて慎重にリハーサルが行われた。

 その後は、特殊効果チーム・矢部みちるさんが担当するスパークラ―(触れても熱くない火花による演出)と呼ばれる特効を使っての確認へ。スパークラ―が発射する前、有岡大貴は「本当に熱くないの?」と疑い気味だったが、いざ火花が散ると伊野尾慧は「スゲー全然熱くない!」と大興奮。このように確認の段階ではメンバーの無邪気な声も聞こえてきたが、一通り終えてゲネプロ(本番同様に行う最終リハーサル)に入ると、それぞれの配置に着くメンバーとスタッフからはピリッとした緊張感が画面越しでも伝わってきた。しかし結局、ゲネプロは半分も進められないまま時間切れのため終了せざるを得なくなり、後半は本番当日に行われることになった。

 ここで音響チーム・倉持拓真さんに、思いがけないトラブルが降りかかる。中島裕翔がタップダンスを披露する際に使うシューズの裏側に小型マイクを仕込んでいたのだが、何らかの理由で断線してしまったのだ。明日の本番までに何か対策を考えなければ、中島のタップの音を会場全体に響かせることが不可能になってしまう。倉持さんの表情には明らかに動揺の色が見えていた。

 次の日、倉持さんはタップシューズのマイクの付け方を改良し、再び中島の足元に装着。この時に中島が密着カメラに向かってこんな言葉を発した。「こうやって僕らのほかに頑張ってくれている人がたくさんいるっていうのを、この機会に知っていただけるのはすごいありがたいことだなって思っています」「ね? みんないい仲間じゃん、本当に」――直前のトラブルで不安を感じている倉持さんを気遣う、中島の優しさが滲み出ていた瞬間だった。

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