Hey! Say! JUMPのコンサート舞台裏から学ぶ、冷静に対処する“強さ” 密着ドキュメンタリー第3回
そしてゲネプロ後半戦がスタート。舞台進行チーム・上田真弘さんはメンバーのケアや安全管理、早着替えの準備などの役割だが、急遽起こった知念侑李のマイクが見当たらないというアクシデントに慌ててしまい、すぐに対応ができなかった。確認やリハーサルを重ねても、全てが予定通り進むわけではない。舞台進行チームにとって大切なのは何が起こっても動きを止めず、冷静に対処できる“強さ”なのだろう。自分の動き1つでライブ進行の流れを変えてしまうかもしれない、そんなプレッシャーが上田さんに重くのしかかり、これから始まる本番に向けて思わず「吐きそうです……」と弱音をこぼしてしまう。しかし本番までの間も、ゲネプロで気付いたことや反省点を反映させるという作業のため、スタッフたちには一息つく暇もないのだ。
そしてついに11月23日には、最終回が放送される。運命のツアー初日が幕を開け、スタッフたちは無事に本番を乗り切ることができるのか? ツアー初日公演の舞台裏で起こっていたドラマの結末が、次回明らかになる。
■渡邉満理奈
1991年生まれ。rockin’on.com、Real SoundなどのWEB媒体を中心にコラム/レビュー/ライブレポートを執筆。趣味は読書でビートたけし好き。