乃木坂46 高山一実、坂道グループ初の小説家に 秀才キャラとユーモアで開拓した独自のアイドル道

 ほかにも、乃木坂46版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』に「セーラーマーズ/火野レイ」として出演するなど、高山の活躍は多岐にわたる。その中で現在改めて注目されているのが卒業する西野との関係性だろう。

 11月4日放送の『乃木坂工事中』では、隣同士に座り、無邪気に喋る2人の姿が印象的であった。『真夏の全国ツアー2015』のオープニング映像では、いつも「大丈夫?」と人に気遣いをする高山に向けて、自分に気を遣ってもいいと西野がメッセージを送り、「高山一実さん。あなたに会えてよかった」と思いを届けるVTRが多くのファンの胸を打った。

 西野が卒業センターを務める「帰り道は遠回りしたくなる」MVは、「乃木坂46の中で実際にあった過去のエピソードや、各メンバーに西野七瀬の印象深かった所を事前にリサーチし、各シーンでもそれが採用されている。ダンスレッスン中に高山が西野の背中を後ろからじっと見つめるシーン、これが高山から西野への3年越しのアンサーとも取れるだろう。

 乃木坂46のメンバーとして独自の花を咲かせた高山。小説、舞台、バラエティと、次はどんな挑戦で乃木坂46の新たな可能性を開拓していくのだろうか。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

※記事初出時、一部情報に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。

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