SHINee KEY、2PM NICHKHUN……K-POPグループメンバーの“満を持した”ソロデビューを考察
リアルサウンドでも何度か取り上げてきた、K-POPグループのメンバーによるソロ活動。特に最近はグループ活動に専念してきた中堅クラスのグループのソロ活動が目立ってきている。
これまでも取り上げたSHINeeや2PMのメンバーたちは、以前からソロ活動を行ってきた。そして、この秋にはSHINeeからはKEY(キー)が、2PMからはタイ人メンバーのNICHKHUN(ニックン)がソロデビューをする。今回はそれぞれのソロデビューについて考えてみたい。
満を持したソロデビュー…期待感高まるSHINee KEY
SHINeeのKEYといえば、今までもミュージカルや舞台、ドラマ、バラエティなどに積極的に出演しており、ソロ活動を積極的に行ってきた。そんな彼が、11月6日にいよいよミュージシャンとしてソロデビューをすることになった。
SHINeeのメンバーの中でもひときわ個性的な存在である彼は、おそらく“KEYという自分”をしっかり持った人物だろう。Instagramを中心にSNSで自分の世界観を積極的に発信しており、特にファッションにおいては最先端のものを常に身につけ、K-POP界のファッショニスタといった存在だ。
なぜ、今KEYがミュージシャンとしてソロデビューすることになったのか? それはおそらく「満を持した」からだろう。先ほども書いたが、彼は「確固たる自分の世界」をしっかり持っている。その自分の納得の行くタイミングというのが“今”だったのではないだろうか。
11月6日には「Forever Yours」で韓国の音楽界へデビューするKEY。今回のタイトル曲では、元SISTARのソユがフィーチャリングされている。すでに公開されたティーザー写真や動画を見る限り、SHINeeとは違った新しいKEYが見れるようで期待感が高まる。
2PM“最後の一人”ニックンの全自作曲アルバム
2PMは各メンバーのソロ活動が特に活発なグループだ。現時点で、6人中5人のメンバーがソロデビューを果たしている(チャンソンとテギョンは日本のみ)。5月の末っ子・チャンソンのソロデビューに続き、とうとう“最後の一人”であるニックンが日本でデビューをすることになった。
ニックンも、KEYと同様今までドラマや映画、バラエティーなどのソロ活動を活発に行ってきた。今までも2PMのアルバムの中で自作曲を発表したり、コンサートでソロを歌ったりすることはあったが、ミュージシャンとしてのデビューは意外にもまだだったのだ。
2016年に発表した2PMのフルアルバム『GALAXY OF 2PM』でのウヨンとのユニット曲「彼女」では、スウィングのリズムが心地いいジャジーで大人っぽい音楽に乗せて、ニックンは甘く優しい歌声を聞かせてくれている。紳士なイメージのあるニックンにぴったりな曲だった。
12月に発売される初のソロミニアルバム『ME』は、ボーナストラックを含め、収録される8曲すべてがニックンの自作曲になっている。現時点ではどのような音楽になるのかはわからないが、レコード収集が趣味だというニックンがシンガーソングライターとしてどんな音楽を温めてきたのか、それを聞けるのが楽しみだ。