乃木坂46 齋藤飛鳥、山下美月、堀未央奈……映画ソロ出演が増加中? スクリーン進出で高まる注目

 最近、乃木坂46メンバーが映画に個人で出演する機会が増えてきている。

乃木坂46『帰り道は遠回りしたくなる』(初回仕様限定盤 TypeB)

 乃木坂46には、白石麻衣、松村沙友理らが中島健人(Sexy Zone)主演のもと出演した『劇場版 BAD BOYS J -最後に守るもの-』(2013年)を皮切りに、秋元真夏、生田絵梨花、卒業生・橋本奈々未の3人が主演の『超能力研究部の3人』(2014年)、西野七瀬を主演に桜井玲香ら多くのメンバーが出演した『あさひなぐ』(2017年)といった出演作があるものの、これらはどれもメンバー複数での作品だ。

 個人としては、卒業生・生駒里奈が『コープスパーティー』(2015年)、卒業生・伊藤万理華が『アイズ』(2015年)でグループ在籍当時に主演を果たしており、白石は『闇金ウシジマくん Part3』(2016年)が初めての映画出演となった。ドラマや舞台、CMに関しては多くの出演歴を持つ乃木坂46だが、このように映画についてはまだ個人での出演歴は浅かった。そんな中、2018年に入り、映画の出演キャストに名を連ねるメンバーが増えている。

齋藤飛鳥『あの頃、君を追いかけた』

『あの頃、君を追いかけた』本予告 10月5日金公開

 齋藤飛鳥の映画初出演作となったのは、2011年に台湾で200万人を動員し、空前のブームを巻き起こした映画『あの頃、君を追いかけた』の日本リメイク作。主演の山田裕貴、ヒロインの斎藤が演じるのは、思いを伝えられなかった10年前の“あの頃”だ。齋藤の配役である早瀬真愛は、有名な町医者の娘で学校一の優等生。その上、常に落ち着き払った天邪鬼で、おせっかい。「幼稚」という真愛のキラーフレーズはどSキャラの齋藤をどこかイメージさせる。猫耳やポニーテールなど、アイドル要素の齋藤も盛り込まれているが、クライマックスにウェディングドレスを着ながら涙を流す彼女の姿は、女優としての変革を感じさせるシーンだ。

山下美月『日日是好日』

『日日是好日』予告編

 10月13日より全国公開されている映画『日日是好日』には、3期生メンバーの山下美月が出演している。同作は、森下典子のエッセイ『日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を映画化した作品。黒木華が主演を務めるほか、多部未華子や樹木希林といった豪華キャストが出演している。典子(黒木華)がお茶との出会いを通して成長していく姿が描かれ、山下は茶道教室に入ってきた素質のある後輩・ひとみを演じる。予告映像では、「足が痺れて動けないです」と足を崩すシーンがあるが、劇中では美しいお点前を披露している。山下は高校時代、茶道部に所属しており、今回の配役は彼女の経歴が存分に活かされたもの。現在、京都・北野天満宮で開催されている『KYOTO NIPPON FESTIVAL』では、山下が生け花に挑戦しており、期間中は彼女の作品が茶室に展示されている。『CanCam』専属モデルも決まり波に乗る山下は、今後、和装の仕事も増えていきそうな予感がする。

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