King & Princeの愛され力は“素直さ”にあり？　バラエティ番組出演で際立つ個性豊かなキャラクター

　最後は平野紫耀と岩橋玄樹の対決に。グループいちの天然で知られる平野。練乳バナナを紹介するも「こちら練乳バナナと申します」と言ったり、「これは簡単に作れるんですよ。バナナと冷蔵庫さえあれば」と天然トークを炸裂させ、会場を爆笑で包んでいく。島崎和歌子は笑いながら「すごい、このポンコツ具合」とコメントし、すっかり平野のことを気に入った様子。一方で『恋人にしたいジャニーズJr.ランキングNO.1』という肩書きをもつ岩橋は、かわいらしい風貌ながら意外にもゲテモノが好きとのこと。おすすめグルメには、ゲテモノの中でも特に好きだというカエルの塩焼きを紹介した。また、お題からすぐに胸キュンセリフを言えると自慢。大久保は、岩橋のおすすめグルメにちなみ「カエル」をお題に。石橋が、大久保に近づき「カエルみたいにあなたの心にジャンプしたい」と抱きつくと、大久保は困惑しつつも嬉しそうな表情をみせた。

　キレのいいトークを見せる永瀬とおっとりしたキュートな雰囲気をまとう高橋。いじられキャラな岸と優等生で硬派な神宮寺、グループ随一の天然である平野と、母性本能をくすぐる岩橋。同コーナーでは、対戦相手を対照的な組み合わせにしたことで両者の良さが際立つ対決になった。彼らをあまり知らない視聴者にとっても、メンバーそれぞれの個性がわかりやすく映された放送となったのではないだろうか。また、スタジオで爆笑をとると嬉しそうに笑っていた彼らの表情も印象的。KinKi Kidsの堂本光一が自身のラジオ番組で岸のことを語ったり、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣や玉森裕太とも普段から交流があり可愛がられているというKing & Prince。先輩ジャニーズたちに愛される理由は、彼らのそんな素直さにあるように思える。番組では“若者に大人気”と紹介されていた彼らであったが、今後は人懐っこい弟のような存在としても、幅広い世代から愛されていくことだろう。

（文＝北村奈都樹）