嵐はジャニーズの各世代を繋ぐ存在に 二宮和也、King & Princeにスケルトン衣装の“継承”を提案

 二宮和也が5月23日にデビューするKing & Princeに、嵐の二代目を継承するように言及した。というのも、嵐がデビュー時に着用していた伝説のスケルトン衣装のことだ。4月29日、ラジオ『BAY STORM』(bayfm)でリスナーから、スケルトン素材が流行ることを伝えられた二宮。「またくるんですか、スケルトン……また?」と少々うんざりした声を上げる。なぜなら、嵐にとってこのスケルトン衣装はちょっぴり恥ずかしい過去。かつて『VS嵐』(フジテレビ系)で、櫻井翔が「我々はスケルトン世代。携帯、たまごっち、嵐は三大スケルトン」と自虐的にコメントしているほどだ。

 そんな思い出を振り返りながら、二宮は「じゃあ、King & Princeが着るべきじゃないですか。今年スケルトンが流行るんだったら。継承だよね、襲名です。2代目スケスケとして」と続けたのだ。流行がめぐるのが20年と言われている中、嵐と20年差でデビューする後輩にスケルトン衣装を着る権利を譲るという二宮。「我々はもう着ないですから。暑いんだもん、あれ。コスパが悪い(笑)」と、改良に向けた(?)アドバイスも添えてみせる。

 長い歴史と実績を誇るジャニーズ。20年以上最前線で走り抜けるアイドルが増えたことで、“活躍し続ける先輩とその背中を追う後輩”たち、という師弟関係を見守る楽しみも定着してきた。今回の二宮のように、先輩が後輩の名前を出してトークを繰り広げることそのものが、これから知名度を上げていきたいメンバーにとっては応援と感じられる。

 二宮も普段は飄々としていながらも、慕ってくれる後輩にはしっかりと愛情を注ぐ姿が印象的だ。二宮の演技力に魅了されて、ジャニーズに入った関西ジャニーズJr.の西畑大吾はその代表格。二宮に憧れるだけあり、熱心に演技力を磨いていった西畑は、二宮の主演映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』にもキャスティングされるまでに成長。そんなひたむきな西畑に、二宮もラジオで“かわいい後輩ランキング”で真っ先に名前を挙げて喜ばせる。後輩に慕われる先輩というのも、ある種のアイドル性が必要なのだろう。ふだんは名字なのに、メールでは「大吾」と名前で呼ぶというのも、西畑の心を掴んで離さない。

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