登坂広臣 × HONEST BOYZ®など夢のコラボ続々! 『PKCZ®×HiGH&LOW』イベントの衝撃

『PKCZ®×HiGH&LOW』コラボイベントレポ

 映画本編終了後、同シリーズではお馴染みとなった立木文彦(本編にも役柄のひとりとして登場している)のナレーションが会場に響くと、PKCZ®の衣装を模したハッピに身を包んだDTCが登場。劇中と同じように、おどけた調子でPKCZ®の機材を触るなどして、会場を笑わせる。そこに本物のPKCZ®がやってくると、いよいよライブがスタートする。

 PKCZ®は、EXILE HIROがプロデュースし、DJ MAKIDAI、VERBAL(m-flo)、DJ DARUMAがパフォーマンスを行うクリエイティブ・ユニットだ。LAを代表するラッパーであるスヌープ・ドッグとフィーチャリングを果たすなど、世界を見据えた展開で音楽業界の注目を集める一方で、LDHのファンにもお馴染みであり、いまや彼らが出演するとなれば会場が大歓声に包まれるほど人気を博している。というのも、PKCZ®はDJセットを軸に、思いがけない豪華コラボを実現するのを得意としていて、LDH所属アーティストを横断的に繋ぐ役割も果たしているからだ。まさにアーティスト版の『HiGH&LOW』ともいえる存在で、この日もインパクトのあるコラボライブを次々と披露してみせた。

 PKCZ®が「PLAY THAT」などのアッパーチューンをスピンした後に、まず登場したのは、映画主題歌「YOU & I」を手がけたDOBERMAN INFINITYの面々だ。『HiGH&LOW』では、MIGHTY WARRIORS所属のパールを演じる野替愁平ことSWAYを擁する5人組のヒップホップグループで、この日披露した「Do or Die」などは『HiGH&LOW』ファンにも人気が高い。ライブ映えするマイクさばきは流石の一言で、ラストには彼ら自身がプロデュースする若手7人組・BALLISTIK BOYZとともに「SAY YEAH」を力強くパフォーマンスした。

 続いて登場したのは、EXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTOが率いるHONEST BOYZ®。アパレルブランド『A BATHING APE』の創業者として世界に名を轟かせるNIGO®がDJを務め、VERBAL、EXILE/GENERATIONSのMANDY、DOBERMAN INFINITYのSWAYもラッパーとして参加する豪華メンバーのヒップホップグループで、しかもこの日はGENERATIONSの佐野玲於までゲスト参加している。PKCZ®のDJ DARUMAは、00年代中期のエレクトロシーンで絶大な人気を誇ったDEXPISTOLSの元メンバーであり、DJ MAKIDAIはかつてBABY NAILとして東京のアンダーグラウンドのダンスシーンで名を馳せた人物だ。しかも、全員がLDHの中でもファッション感度の高いメンツである。そう考えると、このステージは90年代〜10年代のストリートカルチャーの縮図にも見える。まさかこんな共演が実現するとは、本人たちも想像していなかったのではないだろうか。さらに、NAOTOの呼び込みで、挿入歌「BEPPING SOUND」でフィーチャリングした三代目 J Soul Brothersの登坂広臣ことHIROOMI TOSAKAが登場し、同曲を披露すると、会場からは悲鳴にも近い歓声が上がった。

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