稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾にはやはりライブがよく似合う 3人と同じ空間で過ごす喜びを全国へ
もちろん、 その瞬間を画面越しにリアルタイムで体感することもできる。だが、やはり彼らを生で見たいという声は後を絶たない。京都駅に、これまでにないほどの人が集まったように。これまで、ゆず、斉藤和義、ぼくのりりっくのぼうよみ、水曜日のカンパネラ、ゴールデンボンバーと、彼らを慕うアーティストたちがスペシャルライブにゲスト出演し、個性豊かで微笑ましいパフォーマンスを見せてくれた。だが、その多くが都内を中心としたもので、今回のように地方で開催という形はなかなかなかった。
そこで『ななにー』そのものが、決して終わらないライブツアーとなってはくれないだろうか。今回のように東京を飛び出し、様々な土地に訪れたり、コンサート会場にとどまらず経験したことのないような場所で歌ったりするのも、新しい地図らしくてワクワクする。 香取のパリでの個展に合わせて、海外ライブも見てみたい。そんなふうに“こうでなくちゃ” という思い込みを脱ぎ捨てていくことで、彼らの活躍がますます広がりを見せてほしい。そして、長年彼らのツアーに参戦してきたファンはもちろん、これまでなかなか3人に会えなかったという人たちも、彼らと同じ空間で同じ時を過ごす喜びを得られる機会が、もっと増えていくことを期待している。
(文=佐藤結衣)
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