EXILE AKIRA×NESMITH×世界が語る、“新章”のビジョン「新しいEXILEはクリエイティブ集団」

EXILE、新章開幕インタビュー

世界「FANTASTICSのメンバーの思いを背負って」

世界

――SECOND自体も、この2年半で大きく飛躍した印象です。

AKIRA:もちろん、前提としてSECONDのみんなとエンターテインメントを作りたいとの思いはありました。しかし、いちばん大事なのは、2018年になったときに、SECONDのメンバーと一緒に、EXILEの精神的中枢となること。それが自分の使命だと思ったんです。世界、ガンちゃん(岩田剛典)、(関口)メンディー、(白濱)亜嵐、(佐藤)大樹などの若手にも、僕がSECONDに加入するときには、直接そういう思いを伝えさせてもらいました。新しいSECONDを0から1にする作業はすごく大変でしたけど、あのファイナルの瞬間、SECONDはホントに素敵だなと思えたし、みんなが“FOR EXILE”の精神でいたからこそ、自分もここまでこれたし、今回EXILEを改めてスタートさせることができたと思うんですよね。だから僕は特に、SECONDのメンバーにはすごく感謝しています。

――先日、SHOKICHIさんの取材をする機会があったのですが、SECONDの活動はもちろん、ソロも含めて、そのあいだに自分がどれだけ成長できるかが、今後のEXILEの鍵だと言っていたのが印象的でした。みなさんがそれぞれ、“FOR EXILE”を胸に抱いて活動されていたんですね。

NESMITH:2016年に「THE SECOND from EXILE」から「EXILE THE SECOND」に改名して、AKIRAさんに加入していただいて6人になって、そのときに初めて僕の中でEXILEとの繋がりが明確になったんですね。全員がEXILEのメンバーであるSECONDというグループが、どれだけ大きく太く成長していくかで、今後のEXILEが左右されるとの気持ちで自分たちもやっていて。AKIRAさんも言っていたとおり、0から1を作るために、いろいろ試行錯誤しました。楽曲であったり、スタイルであったり、ライブの作り方だったり……それこそ、海外の女性ダンサーに協力していただいて、LDHではなかなか見せたことのない大人の色気を感じさせるパフォーマンスにチャレンジしたり、僕がギターを弾いたり、SHOKICHIがピアノやドラムやラップを披露したりもしました。いろいろトライできたことで、自分たちのなかでもSECONDのグループ像がどんどん明確になっていったし、自分たちの武器も、どんどん増えていったんですよね。だからこそ、そこで得たものをEXILEに還元できる。この2年半は、そういう意味でも絶対的に必要な時間だったと思うんですよね。

――若手メンバーである世界さんは、どんなことを考えていましたか?

世界:メンバーの中では、僕と大樹が一番EXILEを客観的に見ていたと思うんです。SECONDさんはもちろん、三代目 J Soul Brothersさん、TAKAHIROさんのソロイベントやATSUSHIさんのライブ、GENERATIONSのライブもそうだし、僕らはその全部を観ることができたので。先輩方がそうやって、それぞれのフィールドで、それぞれのパワーを100パーセント発揮しているのを全部真正面から受けとめました。その一方で、僕と大樹は、FANTASTICSとして全国を回る『夢者修行』78公演をやりながら、いちから修行し直して、パフォーマンスのクオリティを上げていくことに専念できました。だから、EXILEのステージに立つときも、FANTASTICSのメンバーの思いを背負って立っているとの意識がありました。

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