彼女 IN THE DISPLAYは何物にも縛られないーー万感の想いで迎えたツアーファイナル公演レポ
そしてライブも終盤に差し掛かり、「Crazy Diamond」ではオーディエンスがリフトを行うなど、フロアはますますカオスな空間になっていく。徐々にかすれ気味になっていくRYOSUKEの声からも、すべての曲で全身全霊のパフォーマンスを見せようとするバンドのスタンスが伝わってきた。本編最後のMC、「今までで一番大事なツアーでした」と振り返ったRYOSUKEは、「今こうやって人と人が笑っていられる時間に自信を持てるのは、これまでに積み上げてきた歴史とそこにいてくれた人のおかげだと思います。やっと“彼女 IN THE DISPLAY”というジャンルが、このツアーでできたなって思います。みんな本当にありがとう!」と感謝を述べた。そしてラストナンバーとして披露されたのは、今までのバンドの歴史が詰まっているという『GOLD EXPERIENCE REQUIEM』のリードナンバー「アカネ」だった。
万感の思いで迎えたツアーファイナルは、アンコールを含めて大盛況の中で幕を閉じた。そして、2018年春に日本コロムビアの内にあるレーベル<TRIADレーベル>からメジャーデビューすることを発表した彼女 IN THE DISPLAY。メジャーデビュー発表の際にRYOSUKEが、「メジャーバンドいち、インディーズっぽくいきたいと思っていますんで!」と語っていたように、何物にも縛られないバンドとしての熱い生き様をこれからも見せてもらいたい。
(取材・文=泉夏音/写真=伊藤 由岐)
フォトギャラリー
<セットリスト>
1.GOLD EXPERIENCE
2.[1959]
3.Unlimited
4.NEVER SAY NEVER
5.Black Hawk Down act.3
6.The straight edge dance party
7.LET IT DIE -Hail 2 U-
8.Don’t let me go
9.MAGI
10.loser
11.JUSITICE
12.Let's get the party
13.COLOR
14.ECHOES
15.Crazy Diamond
16.Paradise Lost
17.Overdrive Jouney
18.アカネ
<ENCORE>
PLATINUM