T字路sが歌い継ぐ日本独自のブルース ジャンルを超えて音楽好きの心をつかむ理由
T字路sのライブを体験すれば、そこにはジャンルの垣根など何も意味を為さず、モヒカンやサイコ刈りから一般のサラリーマンや学生まで引き込まれてしまう。その魅力は二人のユニットでも、ゲストを迎えたバンド形態でも如何なく発揮され、伊東妙子を中心としたT字路sの虜になることは間違いない。
そして今年、T字路sは『FUJI ROCK FESTIVAL '17』への出演が決まった。これまでにも2011年、2013年、2015年と出演しているが、今年はFIELD OF HEAVENとTHE PALACE OF WONDERでの演奏になる。過去にもフジロックの観客を釘付けにした演奏が、今年も苗場に帰ってくる。
伊東妙子が歌い出した瞬間、その場にいる人間はみな度肝を抜かれ、一瞬にしてその世界観に誘われ、気づけば素晴らしいひと時が過ぎている。シンプルな演奏でありながら思わず笑顔になってしまうステージは、ブルースやブギウギ好きはもちろん、音楽が好きであれば心を鷲掴みにされるだろう。
愛に何もかもを売り渡せるならば、心地よい人生が歩めることをT字路sによって理解できる。あなたにその覚悟はあるだろうか? 愛がある人間のための音楽。それがT字路sである。
■ISHIYA
アンダーグラウンドシーンやカウンターカルチャーに精通し、バンド活動歴30年の経験を活かした執筆を寄稿。1987年よりBANDのツアーで日本国内を廻り続け、2004年以降はツアーの拠点を海外に移行し、アメリカ、オーストラリアツアーを行っている。今後は東南アジア、ヨーロッパでもツアー予定。音楽の他に映画、不動産も手がけるフリーライター。FORWARD VOCALIST ex.DEATH SIDE VOCALIST
■リリース情報
『T字路s』
発売日 : 2017年3月15日(水)
価格:¥2,700(税抜)
<収録曲>
01. はきだめの愛
02. 交差点
03. 最後の手紙
04. 今朝の目覚めは悪かった
05. あの野郎 (アルバムバージョン)
06. 月明かりの夜
07. 小さき世界
08. 流れ者
09. おうちに帰りたい
10. 花束
11. 鐘は鳴る
12. T字路sのテーマ