CANDY GO!GO!が掲げる、“ガールズロックアイドルユニット”のビジョン「胸張ってロックフェスへ!」
「ロックフェスに胸を張って出られるようになりたい」(磯野)
ーーアルバムにはアーティストからの提供曲もあります。
なぎさ:ハシグチカナデリヤさんはCANDYとも仲良くしていただいていて、楽曲提供してくれることになったんです。ハシグチカナデリヤ節をそのまま残してアイドルっぽくしないでくださいと頼んだら、ハシグチカナデリヤさんの楽曲がそのまま来たので、曲調に合わせて歌うのが大変でしたね。
磯野:楽曲提供していただく方には、CANDYに寄せないでくださいとお願いをしていて。FEELFLIPさんの「Walk below the rainbow」もおもいっきりスカで、今までのCANDYではあり得なかった。
なぎさ:本田毅さんにも今回のアルバムで2曲提供いただいているんですけど、「With Your Smile」は前作シングルで「ワンチャン☆サマー」か「With Your Smile」どちらをシングルにするかというぐらいにシングル候補曲だったんです。「クリスマス・イヴ」はCANDYのライブに本田さんが来てくださって、CANDYをイメージして作ってくれた曲なんですよ。出来あがった曲を聴いて、ゴリゴリのロックでけっこう暗めだったので、CANDYってこう思われてるのかなとも思いました(笑)。
ーーグループのイメージという話でしたが、みなさんが今年の1月に出された写真集『CANDY GO!GO! Official Photo Book』はライブの姿を強く押し出した仕上がりでしたね。
磯野:ほぼカメラマンさんがプロデュースだったのですが、ライブがあってこそのCANDY GO!GO!でという感じの撮影でした。
宍戸:ほかにも素の姿を撮りたいということで、メンバーがほとんどスッピン状態の写真集なんです。ライブではこうだけど、一歩引くと女の子なんだよといった普段見られない一面も重視していただきました。公園での女の子らしいオフショットとかは、ライブに来ている人は見たことがない姿だと思いますね。
ーーCANDY GO!GO!のライブの魅力は?
磯野:勢いですね。生歌も魅力ですけど、煽りも熱いんですよ。対バンの時、どんなに会場の後ろにいようが勢いで「見て!」って感じを大事にしていますね。
宍戸:対バンではフロアの全員がCANDY GO!GO!を好きという人たちではないと思うんですよ。後ろで観ているようなお客さんたちをどうしたら乗せてライブを楽しませられるのかは考えています。持ち曲も多いので、毎回のライブでセットリストをいろいろ変えられるんです。このイベントにはこのセトリで行こうというライブ毎での雰囲気の違いに注目してほしいです。
ーーグループの目標とする会場はどこですか?
なぎさ:あったんですけど、ことごとくなくなってしまって……SHIBUYA-AXに出たかったんです。「渋谷系」として、渋谷をどんどん攻めたいんですけど、渋谷公会堂も改修中で。渋谷だったら出たことないライブハウスをゼロにしたいなとか。あとは、定期的にできるライブハウスが欲しいんですよね。
関根:いろんなアイドルを呼んでイベントをやってはいるんですけど、単独での定期公演をやったことがないので、それも一つお客さんが来ようと思える場所なのかなと思います。
ーー最後に2017年の目標をそれぞれ教えてください。
関根:私はアイドルの枠を超えたい。アーティストとして見てもらいたいし、アイドルファンだけではなく一般の方にもグループ名を知ってもらいたい。それにはメディアに出させてもらうことも大事ですし、各地に行って名前を売るというのも大事です。メジャーになったことで今までやらせてもらえていなかったことをさせてもらっているので、さらにいろんな場所で活動できればと思います。
佐伯:昨年は全国各地384本ライブをさせてもらったんですけど、今年は焦点を絞ってライブ出演をしていこうと話しています。今年に入って週に4本、2月も20本くらいしか入れてなくて。
ーーそれ全く“しか”の本数じゃないですね。感覚がマヒしています。
佐伯:これでもだいぶ減ったんですよ!(笑)。来月も徐々に減らしていって、週に2本くらいにしていき出演するのは大きいライブだけにしていきたいと話しています。
高城:私は茨城出身で、週1回実家に帰るんですけど。お店に行ってもCANDY GO!GO!のCDが並ばないんですよ。なので、茨城はもちろん、全国にCDを置いていただけるようなアイドルになりたいと思っています。
なぎさ:音楽以外のもので各々がソロでメディアに出ることで、ファンをCANDYに集結させればグループ全体のファンも増えるので、今年は一人ひとりの力を最大限に伸ばしていければいいなと思います。今考えているのは、私は美術をやっていたのでアイドルが個展を開いたら面白いのではないかと思っています。全く考えつかなかったところから興味を持っていただくこともあるので、自分の可能性をもっと広げて最終的にCANDY GO!GO!につなげていくという、個人力アップの年にしたいです。
菜月:それこそライブが少なくなった分、個人で活動できる時間が増えるので、そういったところでスキルアップを上手くできたらいいと思います。
宍戸:2017年は地上波のテレビ番組にもっと出て、「1カ月に1回以上はテレビでCANDYを見る」という年にしていきたいと思います。
磯野:私はロックフェスに胸を張って出られるようになりたいです。ロックフェスで時々アイドルが出ると、もしかしたらそこの枠に出れたかもしれないロックバンドがいたんだぞと思ってしまうことがあるんですよね。逆に、私たちが今の状態で出たらそう思われるのも分かってるので、ちゃんとグループのテーマ性を確立してフェスに胸を張って出たいです。
ーーそれでは最後に菜月さんお願いします。
菜月:人間としてまともな人になりたいと思います。
磯野:でけぇー!(笑)。
菜月:メジャーデビューしたことで鼻高々になるのではなく、時間を上手に使いたいと思います。それをちゃんとお客さんやCDの枚数として結果に残さないといけない。せっかくメジャーデビューして2年目に入ったので、ここからが勝負ですね。
(取材・文=渡辺彰浩)
■リリース情報
『IDOROCK』
発売中
価格:初回限定盤(CD+DVD) ¥3,056+税
通常盤(CDのみ) ¥2,500+税
<CD収録内容>
1.before daylight
2.ハイボールの制約
3.overdrive
4.いつか忘れられない女になる
5.JUMP×JUMP
6.ワンチャン☆サマー
7.With Your Smile
8.ゲッダン!ジェラシー!ラブラブユー!
9.Walk below the rainbow
10.Hybrid Love
11.事件File.055
12.クリスマス・イヴ
13.大切なお知らせ
14.The Sun Also Rises
15.endroll
<DVD収録内容(初回限定盤のみ)>
"overdrive" Music Video
"ワンチャン☆サマー" Music video
"endroll" Music Video
"ハイボールの制約" Music Video
オフショット
■関連リンク
オフィシャルHP
レーベルオフィシャルHP