AKB48グループ『リクアワ2017』はNGT48に軍配 チーム8の課題と今後への期待

AKBリクアワ2017レポート

「来てくれた全員を8の虜にするから」

 残念ながら2位になってしまったチーム8。メンバーの多くがSHOWROOMやモバメでファンへの感謝の気持ちと「悔しかった」という正直な思いを語っていた。85位に自身がセンターを務める「夢へのルート」がランクインした山田菜々美(兵庫県代表)はモバメで「とっても悔しい。でも、超えられる順位があるから、諦めずにこれからも頑張る」と思いを伝えていた。チーム8の歌姫の小田えりな(神奈川県代表)は「今年こそは1位を! と思っていてみんなの気持ちは1つでした! 私は絶対に1位だと信じていましたが。。。去年は泣かなかったけど悔しくて泣きました」と伝えた。メンバーの多くが悔しくて仕方ないだろうが「もう終わったことだから後ろを振り返らずに前を見ていこう」とポジティブだ。このポジティブな姿勢もチーム8の人気のひとつつだ。

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 そして、リクアワの会場では4月3日に結成3周年記念公演がAKB48劇場で開催されること、記念公演の前日4月2日にさいたまスーパーアリーナで『TOYOTA presents AKB48チーム8全国ツアー~47の素敵な街へ~チーム8結成3周年前夜祭in埼玉』が開催されることが特報として発表された。

 1月23日に中野郁海はSHOWROOMで「さいたまスーパーアリーナには、皆さん家族や友達を連れてきてください。AKBに興味ない人にも『とりあえず行ってみよう』と誘って、それで8に嵌らせる。連れてきてくれたら、そこからは私たちが請け負う。あとは私たちに任せて頂ければ、来てくれた全員を8の虜にするから。連れてくるまでは皆さんにお任せ」とファンに呼びかけた。チーム8はたしかに中野が指摘するように、一般的にはまだ知名度が高いとは言えない。チーム8にとって次の課題は、新たなファンの獲得による支持層の拡大だ。今年もチーム8の躍進に向けてメンバーたちの活躍が期待される。

(画像提供=(C)AKS)

■佐藤 仁
シンクタンク研究員。ポップカルチャーやエンタメ・コンテンツが国際社会や日本経済に与える影響を研究。例えば日本とアジアのソフトパワーの源泉はどこにあり、これからどのように進化していくのかについてミクロ(個人単位)からマクロ(社会全体)まで幅広い視点から探求。

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