三浦大知の真髄はダンスにあり! 「(RE)PLAY」MVから中毒性あるパフォーマンスを検証
「なぜ、こんなにすごい人を、今まで知らずに過ごしてきたのだろう」。三浦大知のパフォーマンスを見た多くの人は、そう強烈に痛感するはずだ。三浦の凄さは、音楽やダンスに詳しくなくとも一発で伝わる。シンプルにカッコいいのだ。
どうしたら彼のように、筋肉や関節を自由に動かすことができるのか。どうしてあんなにもハードに動き続けながらも、楽器のように伸びやかな歌声を響かせることができるのか。見れば見るほど、その才能に魅了されていく。まさに天才だ。
そんな三浦が、12月2日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に生出演する。披露するのは、20枚目のシングルとなる「(RE)PLAY」。すでに、動画サイトYouTubeのavexチャンネルにアップされたMVは、視聴回数118万回を突破(12月2日現在)。おそらく初見は4分間の映像が、あっという間に終わってしまうことだろう。
三浦のMVは見どころが多く、中毒性がある。息の合ったバックダンサーたちと魅せる美しいフォーメーション。その正確なリズムは、無音でもパフォーマンスが成立するほど。過去には、テレビ番組でそうした演出も披露し、話題を集めたこともある。
そんなハイレベルなバックダンサーたちに囲まれてもなお浮き出てくるのが、三浦の色気だ。ステップの軽やかさ、ターンの素早さ、そんな躍動感のある振り付けの中でピタリと止まるときの静けさ。そして、あの余裕のある微笑み。
三浦は常に地上から数センチ浮いているのではないか。今作のMVの彼のダンスは、そうじゃないとおかしいと感じるぐらい、床に体重がのっていないように見える。特に間奏部分のダンスは圧巻のひとこと。まるで早送りやスローモーション機能が、生身の人間に備わっているかのようだ。だが、もちろんそんなはずはない。ならば、一体どうなっているのだ、と、飽きることなく見返してしまう。これぞ、三浦大知ホリック。まさに、“好きなだけリプレイ”状態なのだ。