AKB48『選抜総選挙』直前! 下剋上に期待の注目若手メンバーをピックアップ

 AKB48グループが6月18日、HARD OFF ECOスタジアム新潟にて『AKB48 45thシングル 選抜総選挙~僕たちは誰について行けばいい?~』を開催する。

 指原莉乃が連覇を果たすのか、柏木由紀・渡辺麻友・山本彩・松井珠理奈といった中心メンバーがそれを阻むのか、といったトップ争いの行方も気になるところ。だが今年は、昨年4位の高橋みなみ、8位の宮澤佐江、12位の渡辺美優紀が卒業、13位の松村香織、15位の柴田阿弥が出馬を辞退したことから、この空席を埋める若手メンバーの台頭にも期待していいだろう。そこで今回は、選抜~アンダーガールズ(17位~32位)入りが期待できそうな若手メンバーをピックアップ。次世代を担うメンバーたちを一挙紹介したい。

AKB48

 まずAKB48からは、昨年29位でアンダーガールズ入りを果たし、今年の速報では自身の目標であった7位に見事ランクインした岡田奈々。彼女はグループの冠番組などでかねてからその真面目さが取り上げられ、“王道アイドル”的なメンバーとして注目されてきた。しかし昨年以降は、チーム4の副キャプテンとしての自覚も徐々に表れはじめ、『マジすか学園』や『絢爛とか爛漫とか』などの舞台公演では、女優としての才能を開花。最近では特徴だった黒髪ロングヘアーをバッサリ、茶髪ショートカットにするなど心機一転。常連といえる顔ぶれが並ぶ選抜メンバーに風穴を空け、AKB48の若手メンバーにおける“変革”の象徴となれるのか。

 そしてAKB48の若手をピックアップするうえで外せないのは、総選挙シングル『翼はいらない』でセンターを務めた向井地美音。大島優子の卒業後、彼女が同じ女優経験のある向井地を“後継者”として、「ヘビーローテーション」のセンターに指名した2年前から、今後グループを担っていくであろうとファンの期待を集めていたメンバーだ。2015年はかつて子役で出演していた映画『アンフェア the end』でも高い演技力を披露し、ファン以外にもその存在を知らしめた。今回は755、Google+、SHOWROOMなどをうまく使い分け、『ヤングマガジン』の表紙をかけた対決でかつて優勝経験のあるSHOWROOMでは、6月15日時点でポイント数が10位にランクイン。一昨年は圏外、昨年は44位で今年の速報順位は29位と、総選挙に対してあまり強いイメージはない彼女だが、一度は数字として可視化できる形での支持を獲得し、選抜入りを果たすところを見てみたい。

SKE48

 “総選挙に強い”というイメージが、AKB48グループファン内の共通認識として存在するSKE48。速報での大きなトピックは、これまで圏外だった竹内彩姫が今年、突如9位にランクインしたことだろう。彼女は過去に中日ドラゴンズのチアリーディングチームに所属するなどダンスの腕前は折り紙付きで、“メール女王”と言われるほどSNSやブログの更新率も高く、ファンへのケアを怠らない。公演でフロントを務めるなど、次世代のエース格として期待される竹内は、開票イベントでどの椅子に座ることになるのだろうか。

 また、SKE48では “遅れてきたルーキー” こと 惣田紗莉渚にも注目したい。数々のオーディションに落選し、20歳を迎えた2013年に『AKB48ドラフト会議』でグループへ加入。現在は選抜常連メンバーとなり、昨年は初の圏内入り(55位)。今回の速報は58位だが、『AKB48 45thシングル 選抜総選挙 × SHOWROOM』では持ち前のサービス精神を発揮。ナースコスプレで登場するなど大きな反響を呼び、ほかグループのファンからも注目を集めるメンバーのひとりだ。現在はSKE48内で4番目となる25位にランクイン。今後どこまでの追い上げを見せてくれるのか期待したい。

NMB48

 昨年に比べて大きく議席を伸ばすことが期待できるNMB48からは、沖田彩華をピックアップ。2014年からチームMの副キャプテンを務めている彼女の2016年は上り調子で、1月にはドキュメンタリー映画『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』で大きくフィーチャーされ、4月発売のシングル『甘噛み姫』では初の選抜入り。今回の速報は14位で、グループ内ではエース・山本彩に続く順位を獲得するなど、勢いはNMB48隋一といえるが、果たして最終的な順位はどうなるか。

 大きな躍進を遂げたという意味では、ここ1年における須藤凜々花の進化も外せない。2015年3月に『Don't look back!』で初めて選抜メンバーに入ると、7月発売の『ドリアン少年』ではいきなりセンターに抜擢。“哲学好きキャラ”という個性も相まって、各メディアで一斉にその存在が取り上げられると、2016年3月には哲学書『人生を危険にさらせ!』(堀内進之介との共著)を上梓。先日発表となった速報では22位を獲得し、ブログで「スピーチで絶対に『景色・素敵な順位・悔しい』という単語を使わない」と綴った。また、15日に行なった『AKB48 45thシングル 選抜総選挙 × SHOWROOM』には、「ラッキースケベ防止」と語り、露出の多い衣装や距離感の近さで視聴者を増やすメンバーへの意趣返しとして、フード付きのコートにマスク姿という完全防備で登場。エッジの効いた試みの数々に、ファンからは称賛の声が寄せられている。

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