『嵐が〈崖っぷち〉アイドルだった頃』完結編 卓越したセルフプロデュース力を読み解く

市川「24時間テレビ(←2004年の初司会バージョン)における相葉ちゃんのメンバーに向けた手紙コーナーが、一般音楽ファンの間で話題になってる。嵐の異常な仲のよさが露呈しちゃったもんだから、『嘘ぉーっ』とか『こんなに純粋な人たちがまだ地球上にいたとは!?』みたいな」
櫻井「いやらしい話ですけどね……どうしても評判よくなりますよね(不敵笑)」
市川「ばはははは!」
二宮「やっぱ素が出ちゃう」
相葉「隠してるのに、仲いいとこ」
市川「グルで嘘つくのやめろ」
松潤「上手く見せられたね?」
二宮「……『うっせーなー』みたいな顔してんなよリーダー」
大野「大野でぇーす♡♡♡(満面笑)」
市川「(無視)にしても最近、TVでも雑誌でもやたらメディアで嵐の〈仲のよさ〉ばかりが露出されてるような気がするよ?」
松潤「多いっスよね。でも俺らはそれが普通だから――なんか気まずいよね?」
大野「嘘ぉ」
二宮「なんか悪かったのかなと思うもん、雑誌に書かれると」
市川「なかよしですいません、みたいな」
全員「あはははは」
櫻井「じゃなかよしエピソードを一つ、駄目押しで入れとくと――この前メンバー全員でメシに行ったんですよ。そしたら相葉ちゃんが、『歌唄いてー!』と言い出して」
相葉「そしたら皆、最初すごい退いてんですよっっ」
櫻井「でも1時間後には皆、肩組んで合唱! になっちゃって(失笑)。しかも『今日は何の打ち上げだったっけ?』みたいな」
大野「しかも自分らの曲しっかり入れて」
市川「俺この仕事20年以上やってるけども、ここまでとことん和気藹々な連中に初めて遭遇しましたわ」
相葉「本当ですか!?」
松潤「ちょっとキモいですよね?(不安笑)」
市川「うん(←きっぱり)。こころなしか松潤だけ若干退き気味のような」
松潤「俺そのときあまり呑んでなかったから退き目に見てたんですけど……不思議な光景でしたよ。というか僕が、体調が悪くて盛り上がれなかっただけなんですけど(苦笑)」
大野「一人熱いお茶飲んでましたから、『寒い』つって」
松潤「風邪ひいてたので。で『皆で愉しそうにしてるなー♡』という印象ともう一つは――店員さんが入ってきても誰も気にしてないんだけど、その店員がマジ退いてて(失笑)」
市川「そりゃ退くよ、カラオケBOXで自分たちの持ち歌唄って異常に盛り上がってるアイドルに遭遇しちゃったらさあ」
大野「SMAPさんが♪おんりーわん! とか唄ってたら俺も退くもんなー(←他人事)」
櫻井「前に俺だけいなくて四人でカラオケに行ったらしいときは、翌日その四人が各々ソロで唄ってる曲が入ったCDを記念品で貰ったんですけど(苦笑)」
相葉「おみやげはちゃんとしないとね」
市川「だから作るなよそんな変なスーベニア」
全員「あはははは!」
松潤「むしろネタにしてますからね、仲いいのを(愉笑)」
櫻井「ちょっと幼なじみみたいなとこもあるから、滅多なことじゃ喧嘩になんないですし」
二宮「殴り合えないでしょ?」
相葉「そういうことなんだよねそういうことなんだよね(←身悶える相葉ちゃん)」
櫻井「気持ち悪い(失笑)」

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