『Beautiful Flight Night -完全なる試聴-』レポート
H ZETTRIO、ビルボード新作再現公演レポート ラグジュアリーな楽曲が映えるステージに
コンサートも終盤に差し掛かった11曲目「あの夏のオリエンタル」では、マーチング風のドラムとH ZETT Mが鳴らす笛で会場を煽り、ラストは3人が楽しみながらも激しいセッションを繰り広げる「Smile」で本編の幕を閉じた。
アンコールでは、H ZETT Mがこの日訪れた観客への感謝を述べたあと、「私のやっているラジオ『H ZETT M ~HAPPY SATURDAY NIGHT~』のテーマであり、おそらく一番ハロウィンっぽい曲をやります」と語り、アルバムのボーナストラックでもある「Happy Saturday Night」を披露。不穏なピアノの旋律がダンサブルなビートをリードする楽曲を演奏し、最後はH ZETT NIREのベースに合わせて一礼し、この日のライブは終了した。
H ZETT Mがこの日のMCで「アルバムを先行販売したかったけど、予約注文が多くて持ってこれなかった」と語るほど、ファンからの期待も高い『Beautiful Flight』。前作よりもラグジュアリーさが増した同作は、よりビルボードの舞台に映えていたように感じられた。
(取材・文=中村拓海)
■セットリスト
1.プロローグ
2.Beautiful Flight
3.Trio,Trio,Trio!!!
4.Everything
5.Something Special
6.Neo Japanesque
7.あしたのワルツ
8.MESHI
9.Get Happy!
10.Wow Wow Wow
11.あの夏のオリエンタル
12.Smile
en.Happy Saturday Night