光GENJI、SMAP、V6、嵐、Kis-My-Ft2……今と昔でどう違う? 時代別にジャニーズ楽曲を聴く
2000年代以降
タッキー&翼、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWESTと、現在勢いに乗っているグループが多々デビューした2000年代。この頃のJ-POPは、RIP SLYME、KICK THE CAN CREWなどが流行の中心におり、「ジャパニーズHIPHOP」が人気を博していた。また2010年前後には東方神起、BIG BANG、KARAなどの韓国出身の歌手・グループが日本でデビューし、K-POPブームも生まれている。ジャニーズ楽曲においても、こうした流行の影響が見られる。
『a Day in Our Life』(嵐/2002年02月06日発売)
少年隊の7thシングル『ABC』をサンプリングした、櫻井のラップがメインの楽曲だ。これまでジャニーズの楽曲の中でラップを歌っている曲はあるが、全面に押し出した曲となると『a Day in Our Life』が初。ジャパニーズHIPOHOPの流れを、上手く取り入れた曲だ。
『Real Face』(KAT-TUN/2006年03月22日発売)
CDが売れなくなってきた時代に、ミリオンセラーとなったKAT-TUNのデビューシングル『Real Face』。その中で、田中聖がラップを披露している。彼のラップは当時人気だったDABOやZeebraに影響を受けたと言われており、同時代性を強く感じる。
『Shake it up』(Kis-My-Ft2/2012年08月15日発売)
Aメロが全てラップという曲。現在もKis-My-Ft2は曲の中にラップを用いることが少なくない。また、「Shake it up」という言葉を繰り返している点や、4つ打ちのダンスビートでグルーヴ感溢れるサウンドになっている点などは、K-POPを意識しているように思える。
このように各時代の流れに乗りつつも、その眉目秀麗な様やダンス、パフォーマンスでファンの心を掴み続けるジャニーズグループ。今後もどんな楽曲を発表してくれるか、目が離せない。