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「『スーサイド・スクワッド』から多くのことを学んだ」 『ブライト』デヴィッド・エアー監督インタビュー

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 12月22日から配信されているNetflixオリジナル映画『ブライト』。人間と怪物が共存している“もうひとつの世界”を舞台にした本作は、人間のウォード(ウィル・スミス)と怪物オークのジャコビー(ジョエル・エドガートン)の警官コンビが、謎の少女と魔法の杖(マジック・ワンド)に出会うことによって、地球の運命を左右する事件に巻き込まれていく姿を描いた。

 今回リアルサウンド映画部では、本作でメガホンを取った『スーサイド・スクワッド』『フューリー』のデヴィッド・エアー監督にインタビュー。人種差別などのテーマ性からNetflixでの映画作り、『スーサイド・スクワッド』から学んだことなど様々な角度から本作について聞いてきた。

 『Netflixが今まで手掛けてきた中で最大規模の作品』

ーー様々な種族が共存し、差別や格差が生じている『ブライト』の世界は、現代社会にも通じる点を感じました。

デヴィッド・エアー(以下、エアー):メッセージ性はもちろんあるけれど、それ以前にエンタテインメント作品として捉えてほしいんだ。あまりメッセージ性を強く打ち出すと聞く耳を持たない人もいる。だからある種のアレゴリー(寓意的な表現)として、アクションやユーモア、ファンタジーの世界を用いたんだ。あえてファンタジーにすることで、メッセージをより受け入れやすい作品になったと思っている。差別や他者を受け入れない閉鎖性というのは人類が長年抱えてきている病だ。僕の国アメリカを含めた全世界は、もう少し改善の余地があるし、僕自身も改善していかなければならないと思っている。

ーーメジャーな映画スタジオで製作する作品は映画館で見ることが前提として作られていると思いますが、Netflixユーザーはスマートフォンやテレビの様々な画面や、家や通勤中などの外といった様々な環境で作品を鑑賞します。大手スタジオとNetflixでの製作では、なにか違いはありましたか。

エアー:技術的なアプローチはメジャーなスタジオと何も変わっていないよ。65mmのカメラを使ってシネマスコープサイズで撮っているから、IMAXの劇場で上映しても耐えうる質で作られている。ただ、違う点を挙げるとすればプレッシャーだね。なにせNetflixが今まで手掛けてきた中で最大規模の作品だったから、それだけのチャンスと信頼を僕に与えてくれたわけだ。それにしっかり応えなければというプレッシャーはあったね。

ーー本作では、ファンタジー要素とリアリティの部分が見事に融合していました。ウィル・スミスとジョエル・エドガートン演じる警官コンビから本当のパートナーのような絆を感じたのですが、監督から何か指示があったのでしょうか。

エアー:とにかくリハーサルが鍵なんだ。二人にたくさんの時間を過ごしてもらうという目的で、リハーサルをかなり行った。銃撃の訓練やパトカーに帯同しながら警察官の現場を見てもらうこともしたね。長い時間をすごしてもらうと、それだけ二人がお互いを信頼し、演技がやりやすくなっていく。あとは僕が邪魔をしないというのもポイントだね。

ーー全体を通して夜の暗いシーンが多い中、アクションシーンではストリップバーやガソリンスタンド、幻想的なオークのアジトなど光が効果的に使われていたと思います。アクションシーンを作る上での監督のこだわりを教えてください。

エアー:アクションというのは映画言語でもある。だから、それぞれのシーンにそれぞれの色が出るようにした。ガソリンスタンドのシーンでは、車そのものが武器になる。ひとつひとつのアクションが次のアクションへと連鎖していくように手掛けたよ。同じことを繰り返すことは避けた。それに、優秀な第二撮影班とスタントがついてくれたので、彼らを信頼していいことも学んだね。

      

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