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Whiskeytown

(ウィスキータウン)

オルタナ・カントリーというとサン・ヴォルトやウィルコ、ジェイホークスの名ばかり取り沙汰されることが多いが、このバンドも忘れてはならないだろう。90年代のグラム・パーソンズと評された、ライアン・アダムス(vo&g)率いるウィスキータウン。
ノースキャロライナをベースに活動する彼らは、96年にアルバム『Faithless Street』でデビューを飾る。あくまでもフォーマットはカントリーだが、どカントリーではなく、フライング・ブリトウ・ブラザーズやニール・ヤングなどを通過したロック的なアプローチが目立つ。ライアンがハスカー・ドゥ・へッズだったというエピソードも納得がいくであろう。そんなアーシーなロック・サウンドにのせ、ナイーヴかつエモーショナルなヴォーカルが、シニカルに心情を吐露。また、紅一点ケイトリン・キャリーもフィドルにハーモニーにと、中核を担う活躍をみせる。
そんな彼らの音楽性が結実したのが、3rdにしてメジャー・デビュー作『ストレンジャーズ・アルマナック』(97年)だ。カントリー・ロックからアコースティック・チューンまで、滋味に富んだサウンドを展開。ここでみせるライアンのソングライティングは弱冠25才とは思えないほど老成、貫禄さえ漂っている。
その後、ジェイムス・イハ(元スマッシング・パンプキンズ)らが参加したメジャー2作目がお蔵入りするなど、さまざまなトラブルに見舞われたようだが、ライアンとケイトリンの2人を核に現在も活動中だ。また、00年にリリースされたライアンのソロ・アルバムも必聴である。

制作協力:
OKMusic

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