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The High Llamas

(ザ・ハイ・ラマズ)

80年代を通じポップ・デュオとして活躍したマイクロディズニーのメンバー、ショーン・オハーガンによって結成されたクラシック・ポップ・バンド。ビーチ・ボーイズの『キャビネッセンス』やヴァン・ダイク・パークスのアレンジ作風に影響を受け、オーケストラを多用したそのサウンドは独特、かつ完成されたポップ・スタイルをガッチリと確立している。バンドが結成された90年代から数々の作品を発表、代表作『ギデオン・ゲイ』はポップらしさを保ちながら、何度も繰り返されるコンセプト、ゆったりと流れる木管楽器やストリングス、そしてドナルド・フェーゲン風のヴォーカルを見事に紡ぎ合わせた秀作に仕上がっている。ヴォーカルのショーン・オハーガンはステレオラブの陰のキー・パーソンとしても活躍する。そして忘れてならないのは、ステレオラブのティム・ゲインとアンディ・ラムゼイと結成したユニット、ターン・オンの存在だろう。そのユニットの成功から追い風を受けるように発表されたのが、98年の『コールド・アンド・バウンシー』だ。綿密さで定評のあるアレンジに加え、エレクトロニクス・ミュージック・リミックスをより多く取り入れたこの作品には、フューチャー・アンティークなどと語られるステレオラブの影響がいたるところから感じられる。また99年に発表された最新作『スノーバグ』には、同じくステレオラブのメアリー・ハンセンとレティシア・サディエールがゲスト・ヴォーカルとしてほぼ全面参加しており、バンドの垣根を越えたコラボレーション活動が展開されている。94年の傑作『ギオデン・ゲイ』を聴きつつファンがひたすら願うのは、ハイ・ラマズが バンジョーを持ったステレオラブ にならないように…以前のテイストに戻ってほしい、ということだけかもしれない。

制作協力:
OKMusic

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