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Quincy Jones

(クインシー・ジョーンズ)

今日の多くの人々が、クインシー・ジョーンズを音楽業界一のやり手ヒット・メイカー&プロデューサーとして認識しているに違いない。
50〜60年代においてジャズ・アレンジャーとしてひっぱりダコだったジョーンズの最たる偉業/功績は、映画産業や音楽業界全般でアフリカ系アメリカ人たちが活躍する場を開拓したことにある。また、シアトルで生まれたジョーンズが10代になった頃、彼に楽譜の読み方を教えたのは、なんと盲目のファンク・ミュージシャン、故レイ・チャールズであった。その後、ジョーンズはトランペット奏者の道に進み、ライオネル・ハンプトン、ディジー・ガレスピー、カウント・ベイシー、レイ・チャールズなどのオーケストラ・アレンジメントを手がけるようになる。そして57年、フランスのレコード会社<バークレイ>に重役として引き抜かれる。その後<マーキュリー>に移籍。同時期、ジョーンズは自身のクインシー・ジョーンズ・ビッグ・バンド名義で優れた作品を次々とレコーディングしている。それは名立たるミュージシャンたちをフィーチャーしたもので、ハード・バップにカウント・ベイシーのスウィング感をふんだんに盛り込んだような秀逸な作品群であった。さらにこの時期、ジョーンズは活動を幅をどんどんと広めており、サラ・ヴォーンやフランク・シナトラなどのシンガーを含め、さまざまなアーティストたちと仕事をこなしていた。
以後、映画やTVのサウンド・トラック制作にも力を注ぎ、いずれも大成功を収める。70年代に入ってから彼が制作する作品はファンキーなものへと変化していき、商業的音楽面を重視した作風になりつつはあるが、リリースする度にシーンの第一線へと返り咲くそのさまはあまりに偉大だ。それも、作品のなかにジャズ、ファンク、ポップ、ラップといったあらゆる音楽を折衷させた、普遍性を持つ独自の音楽観が存在しているからであろう。

制作協力:
OKMusic

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