> Jaco Pastorius

Jaco Pastorius

(ジャコ・パストリアス)

痛い!! 何がって? 音が痛いのだ。ヒリヒリとした音が聴き手の心に容赦なく突き刺さってくる。不世出の革命児べーシスト、ジャコ・パストリアスは、ジャズという枠を突き破り、レッド・ゾーンを振り切り、狂気の世界にまで表現を高めてしまった。超絶テクニックをもって自分の内面を禁欲的に追求していく姿は、まるで滝に打たれる修行僧のようだ——いや、彼は酒もドラックも大好きだったので、究極の快楽主義者と言った方がよいのか? また、「天才と狂人は紙一重」という言葉がこれほど似合う人もいない。奇行のエピソードは数知れないが、繊細なメロディ感覚とR&Bバンドで培ったファンク魂を持ち合わせビッグ・バンドからソウル、カリプソまでを呑み込んだサウンドは、本当に圧巻。
35才であの世に旅立ってしまうが、今も生きていたら一体どんなサウンドを創りだしていたのだろうか………。

制作協力:
OKMusic

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