> Dr. John

Dr. John

(ドクター・ジョン)

ドクター・ジョンに駄作なし!
初期にはヴードゥー・ロック〜中期にはニューオーリンズ・ファンク〜最近ではこれまでに摘んできた集大成的音楽を展開するなど、医師ジョン・サウンドは常に変化しているが、どれもこれも一貫して“医師ジョン印”が押された高品質ナンバーたちである。
文化のメルティング・ポットであるニューオーリンズ(ジャズの生誕にもこの地のブラスバンドが深く関わっている)で、50セントやザ・ゲームも真っ青になるほどのギャングスタ&ミュージシャン・ライフを送ってきた彼は、そこから培ったテクニックと経験で、鼻の詰まったようなダミ声とコロコロとよく転がるピアノ・プレイを駆使し、一躍セッション・ミュージシャンとして引っ張りダコの存在になった。
また、長い活動のなかでも72年に発表されたアルバム『(ドクター・ジョンズ・)ガンボ』は、多くの人々をニューオーリンズR&Bの魅力に引きずり込んだ名盤である。すべて50〜60年代の古典音楽のカヴァーだが、陽気なセカンド・ライン・ビートに乗ったお祭り気分の演奏が続くなか、時折り顔を覗かせるセンチメンタルな側面がたまらなくよい。
以降もピアノの弾き語り作品、ジャズ・スタンダードのカヴァー集、どファンク作品集……というヴァラエティに富んだアルバムをコンスタントにリリース。年を重ねるごとに表現力を熟成させ、深化させる彼の音楽からは、年代物のワインのような芳醇な香りが漂ってくる。酔い痴れて欲しい。

制作協力:
OKMusic

表示切替:スマートフォン版 | パソコン版