DJ OASISの記事一覧

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90年代中期、シーンの拡大に多大なる役目を果たしたヒップホップ・グループ、キング・ギドラの活動休止後、しばらくインターヴァルを置いていたDJオアシスは、97年、Kダブ・シャインの『現在時刻』でシーンに復帰。煙が立ちこめるかのようにダークな雰囲気のトラックを呈示してみせた。99年には、T.A.K THE RHHHYMEやKダブ・シャインと共に、ラップにも挑んだ意欲作「アナザー・サイド」をリリースする。淡々とした語り口は渋みたっぷりで、スキルも他のテクニシャン2人に引けをとることはなかった。
そして00年、自身名義のシングル「マジ興味ねえ」「社会の窓」、さらに1stアルバム『東京砂漠』を立てつづけにドロップ。それらに一貫しているのは、フェイクMCをこき下ろしたり、汚れた社会を斬るといった、"憤り"だ。またサウンドも然り。不穏な響きの管楽器/弦楽器のサンプルが、まるで警鐘のように鳴らされているのだ。

KGDRが語るヒップホップ名画の影響

KGDRが解説する、ヒップホップ名作映画とその影響 Kダブ「『ワイルド・スタイル』には歴史的価値がある」

1982年に公開され、その後のヒップホップカルチャーに多大な影響を及ぼした映画『ワイルド・スタイル』が、30年余りの時を経て、7…